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厳しいオフになりそうです。
2009年10月12日 09:03
容赦なし厳冬更改や!阪神・金本、初の減俸
サンケイスポーツ - 2009/10/12 7:52
5年ぶりにBクラスに沈んだ阪神が厳冬の姿勢で今オフの契約更改交渉に臨むことが11日、分かった。虎を支えてきたアラフォートリオの金本知憲外野手(41)
、下柳剛投手(41)、矢野輝弘捕手(40)がターゲットとなり、金本には1年契約で、阪神移籍後初のダウンを提示する方針。下柳、矢野も大幅減となる見通しで、来季は40歳トリオにとっては勝負の1年になる。
優勝どころか、CS進出も逃した阪神が厳冬更改を断行する。球団幹部が明らかにした。
「成績が成績だし、毅然(きぜん)とした態度で臨みます。よかったときは上げてきたが、これまでウチは甘すぎた部分がある」
チームをけん引してきたアラフォートリオも例外とはならない。球団幹部は3年契約が切れる金本について「そこまで(大幅減)は考えていないが、今、払っている額は(来季)払えない」と断言。球界最高を誇った年俸5億5000万円からダウンとなる見通しを明らかにした。
21本塁打、91打点とチーム1位の成績を残し、今季も連続フルイニング出場(1474試合)をまっとうしたが、打率は.261。CS進出を懸けた今季最終戦、9日のヤクルト戦(神宮)では1点を追う七回二死満塁の好機で初球を打ち上げ、捕邪飛に倒れた。左翼の守備でも安定さを欠くことがあった。球団内では「松井秀(ヤンキース)のように休み休みなら、パフォーマンスを発揮してくれるのでは…」とフルイニング継続よりも休養を促す声も出始めた。球団は当初2年11億円を提示するプランもあったが、阪神移籍後初のダウン提示に転換。球団幹部は「交渉ごとになるが、こちらとしては単年で考えている」と複数年契約を見送る考えだ。
2年契約が満了する下柳に対しても厳しい姿勢で臨む。
「戦力というのは成績と年俸のバランスの兼ね合いで決めるもの。見合わない額は出せない。(契約年数は)1年1年で考えているし、強い姿勢でいく」
フリーエージェント宣言した07年オフ、球団と1億9000万円の2年契約を結んだ。昨年11勝を挙げ、2005年から4年連続2けた勝利を記録。今季も開幕からローテーションを守ったが、終盤離脱。9月6日の広島戦(マツダ)では2回もたず交代を命じられた。7-2から逆転負けした同26日の中日戦(ナゴヤD)を最後に、右ひざの治療に専念するため、出場選手登録を抹消された。前半戦は試合を作ったが、最終的には8勝8敗、防御率3.62の成績。野球協約の減額制限(1億円以上は40%)に照らし合わせ、約8000万円程度のダウンとなる1年契約を提示する見通しだ。
今季の日本人選手の総年俸は巨人を上回る35億3410万円と12球団トップ。見合わない費用対効果にメスを入れるのは企業論理としては当然だ。もちろん、選手側の意向もあるため、これからの下交渉次第になるが、最近の虎を引っ張ってきたアラフォーに対しても容赦しない方針だ。再建に向け、聖域なき構造改革を進める。
[ 2009/10/12 7:52 更新 ]
サンケイスポーツ
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