動きが早い！

＜阪神＞城島と初の直接交渉、球団社長、監督らが出席
毎日新聞 - 2009/10/23 20:41

　阪神は２３日、福岡市内で米大リーグ、マリナーズを退団した城島健司捕手（３３）と入団交渉を行った。両者が直接交渉を行うのは初めて。南信男球団社長は「１４４試合出場したい、という熱い気持ちが伝わってきた」と好感触を得た様子。一方、城島は「福岡まで足を運んでいただき、大変光栄に思う。最大限の誠意を感じたので、持ち帰って考えたい」とコメントした。

　交渉には阪神側から南球団社長と真弓明信監督らが参加。城島は代理人とともに席についた。１時間半にわたる交渉の中で、真弓監督は城島に対し、「タイガースに来て優勝に力を貸してほしい」と伝えたという。

　球団は既に代理人に対し、複数年契約などの条件提示を済ませており、クライマックスシリーズ終了後に再度交渉を行う予定。

　今季、５年ぶりにＢクラスに陥落した阪神にとって、攻守の要となり得る城島の獲得はチーム浮上の大きな鍵。甲子園で秋季練習中にもかかわらず、真弓監督自らが初の直接交渉に乗り出すなど、獲得への熱意をアピールした。【辻中祐子】