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城島採り一歩リードか?
2009年10月22日 08:39
阪神・真弓監督、城島獲り出馬「優勝できる」
サンケイスポーツ - 2009/10/22 7:51
来てくれたら、優勝できる!! 阪神の秋季練習(甲子園)がスタートした21日、真弓明信監督(56)が、前日20日に球団が獲得を目指すことを表明したマリナーズ・城島健司捕手(33)について「何が何でも欲しい」と宣言。自ら交渉の席につく考えを明らかにした。V奪回のカギを握る最強の補強。クライマックスシリーズ第2ステージ終了後の25日にも、速攻アタックをかける。
雪辱を期す真弓監督の2年目は、城島獲りへの『出馬表明』で幕を開けた。甲子園でスタートした秋季練習。快晴の空の下、汗を流すナインに目を光らせた指揮官が、今オフ最大の補強へ、不退転の決意を口にした。
「そら、もう。戦力的に、来てくれればかなり大きい。極端に言えば、(1人の加入で)優勝争いができるくらいの選手。何が何でも…。何としても、来てもらいたい」
4位に終わったチームを劇的に甦らせる存在。それが城島だ。前日20日、マ軍退団を受け、電鉄、球団が瞬時に一体となって動き出した。何としても-という思い。だからこそ指揮官は、自ら直接、交渉の席につくことへ「そやね。機会があれば」と意欲を見せた。
「考えなアカンね。口説き文句も? うん」
虎の将が入団交渉に出馬するのは2002年オフ、金本を口説いた星野監督(現オーナー付シニアディレクター)以来7年ぶり。金本の加入で、4位だったチームは翌03年、18年ぶりに優勝を果たした。城島に対してもVの使者としての期待が重なる。
福岡、長崎という生粋の九州男児同士。愛称もそろって『ジョー』という不思議な縁。特に接点はないが、近鉄コーチ時代の00年~04年に、目の前で嫌というほど、“凄さ”を見せつけられた。
「痛いところで、やられとった。あの時のダイエー(現ソフトバンク)は、打線が強かったからね。うち(近鉄)とよく打ち合いになった」
クリーンアップを託せる打力。経験豊富なリードと強肩で、虎の攻守の課題を完全クリア。阪神に入団すれば、ファンとメディアの目にさらされるが「色々な経験を積んでいるからね。プレッシャーにも耐えられる」と、太鼓判を押した。
本社、フロント、現場一体となった“速攻”。球団首脳は「今は球界の行事(CS)があるので。CSが終わったら、すぐにアタックする。できれば日本シリーズ(31日開幕)までに決めたい」とCS第2ステージが最短で終了する24日の翌25日にも交渉を持つ考えを明かした。古巣のソフトバンクが態度を決めきれないのを尻目に、一気に決める!! それが、虎の熱意だ。
城島がクリーンアップに入れば、6~8番に新井、ブラゼル、桜井と並べることも…。夢の構想は膨らむばかりだが、真弓監督は「サインするまではわからない。(新聞で)勝手に書くのはいいが、まずはとにかく、何が何でも(獲る)」と語気を強めた。現時点では優位に立つが、気は緩めない。最初から全力でぶつかる。指揮官自らの熱い言葉で、がっちりハートをつかむ。
[ 2009/10/22 7:51 更新 ]
サンケイスポーツ
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