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大量失点・・・・・・・
2009年08月16日 07:35
巨人 グライシンガー10勝目 阪神は序盤の失点重く
毎日新聞 - 2009/8/15 19:58
筒井打たれる
◇プロ野球(15日)
○巨人9-7阪神●(東京ドーム)
巨人が打ち勝った。二回にこの日3打点と活躍した木村拓の2点適時打とラミレスの「完ぺきな当たり」という3ランで5点、四回は阿部の16号ソロなどで2点追加。五回に失策絡みで6点を失ったが、グライシンガーは3年連続2けた勝利の10勝目。阪神は序盤の失点が重すぎた。
▽巨人・原監督 (3打点の木村拓は)しつこさが出た。(3番一塁の阿部は)フル稼働だった。
▽阪神・真弓監督 (先発の)筒井は自分の思うようなところにボールがいっていなかったようだ。
◇巨人・木村拓、しぶとい打撃で活躍…先発出場でようやく勝つ
ベテランのしぶとい打撃が巨人を非常事態から救った。前日の試合中に左足の張りを訴えて途中交代した小笠原がこの日、約2年ぶりに欠場。開幕から全試合、3番で先発出場してきた攻撃の柱が不在となったが、「今まで小笠原に助けてもらった分、ぼくらが代わりにならないと」と発奮したのが、2番に入ったプロ19年目の37歳、木村拓だった。
まずは1点リードの二回。2死一、二塁から、詰まった当たりが右前にポトリと落ちた。「ラッキーだった」という打球は、右翼・桜井のまずい守備もあって、2点適時二塁打となった。
次は阪神に2点差と追い上げられた直後の五回、2死二塁の場面。粘ってカウント2-3からの7球目、カーブに「何とか食らいついていった」と、ゴロで三遊間を破る適時打を放った。木村拓は「阪神の強さは知っている。勢いを止めたかった」と振り返った。
木村拓にはもう一つ勝ちたい理由があった。7月1日以降、自身が先発出場した試合は9連敗していたのだ。「払しょくしたかった」と今季初の4安打の活躍で、チームと自分の二重の連敗を止め、ほっとした笑顔だ。
その他にも、4番・ラミレスが二回に3ランを放ち、4年ぶりの一塁で3番を担った阿部も四回にソロ本塁打を右翼席に打ち込んで、小笠原不在のハンディを感じさせなかった巨人。層の厚さを存分に見せつける勝利だった。【立松敏幸】
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