秋の或る日の・・・・

私は歩いた　破れたポケットに両手を突っ込んで
　　外套もポケットに劣らずおあつらえ向きだった
　　大空の下を私は歩いた　ミューズを道案内にして
　　何たる休みの日を私は夢見たことか

　　一張羅のズボンにもでっかい穴があいていた
　　私は夢見る親指小僧よろしく道々詩に韻を踏ませた
　　私の今夜の宿は大熊座
　　あちこちにきらめくは私の星座

　　私は聞き入る　道端にしゃがみ込んで
　　十一月のこの良き夕空に浮かぶ星たちのささやきに
　　すると夜露がワインの滴となって私の額を濡らし

　　私はいよいよ残業するのに夢中になると
　　膝を胸に引き寄せて竪琴のように抱え込んでは
　　靴の紐を引っ張って楽器のかわりにしたのだった
　　　　　　
・・・とアルチュ－ル・ランボー的な詩で始まりましたが不景気な割に仕事が忙しいのはどの会社でも同じ現象でしょう。
私の子供の頃、私があまりに騒がしい、元気一杯だったので休日の或る日の事、
母馬『今日は休みなんだから子供を何処かに連れていってね。私もたまには静かに過ごしたいから。』
父馬『分かったよ・・・。美樹、動物見に行こうか？』
私『ワーイ！行こう！行こう！』
・・・と、普通の父親なら動物園に連れていくのですが我が家の父馬は一味違いまして・・・
父馬『どうだ！お馬さんが沢山いるだろう。』
私『でもパパ、お馬さんしかいないよ。』
連れて来られたのは東京競馬場(笑）。後で母馬にバレて父馬は怒られていましたが・・・。父馬はどうも私を娘というよりか遊び友達という感覚で付き合っていたようです。おかげで私は競馬と釣りとサーフィンという父馬と同じ趣味を持つに至りました(笑）。
今日はやはりランボーの画像です(笑）。