- 名前
- 美樹
- 性別
- ♀
- 年齢
- 39歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 多忙な日々を送ってる会社員です。女性が多い職場なので男性と知り合うきっかけもなかなか...
JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。
今度こそ！
2009年01月16日 13:42
父馬の野郎、斯う云うのだ。
「何しろ俺には年とったおふくろもあるし、女房もあるし、餓鬼もあるし――」
だからストライキには反対だと云うんだ。それから、あいつはそっと小声でつぶやく、
「若え奴らのオダテに乗れるかい」
スキャップにはスキャップの理窟があるもんだ。馘になったら困る。今の世の中に仕事を捜すだけでも大変なんだ。
「俺ア厭だよ、おふくろや女房や餓鬼を飢えさせるなア、ごめん蒙りてえのさ」
そこで俺は云ってやった。
「兄弟、お前の云うなア尤もだ。全くこの不景気じゃア、一ぺん失職したら飢死だ。が、それだから資本（××）家はそこを突け込んで来るんだ――だから、それだから俺らア弱（×）味を見せちゃならねえんだ」
おふくろはお前えばかりにあるんじゃないよ――俺はそうも云ってやった。あらゆるプロレタリアに家族があるんだ。もしストライキの犠牲者として職場から追っぽり出されたら、困るのは誰だって同じことだ。それを恐れ（××）てたんじゃ、プロレタリアは永久に闘争（××）なしで居なくちゃならない。永久に闘争（××）しないのなら――畜生、資本（××）家に搾ら（××）れるだけ搾らせろとでも云うのか！
が、そういう風で父馬の野郎はとうとうストライキに加わらなかった。そんな仲間が、俺らの小工場の中に十四五人もあったんだ。
・・・と片岡鉄兵風の文章で始まりましたが、弊社は労働条件が大変厳しい会社なのです(笑）。
この時期になると何時も思い出すのは受験勉強をしてた事ですね。姉と違い、私は学業成績にあまり恵まれてませんでしたので（労働条件にも恵まれてませんが(笑））私立大学しか受けられませんでしたね。何分数学が致命的な位に理解不能でしたので(笑）。
姉馬は『脳を活性化し、消化にも良い夜食』を独自で開発し、私に食べさせてくれましたし(笑）、父馬は湯島天神からお守りを買ってきてくれました。父馬が必勝祈願すると競馬みたいに外れるから内心嫌だったのですが(笑）。
すべり止めで受けた大学の発表を見に行ったら、何と落ちていて『ああ、きっと本命校も落ちてるよ・・・。今年一年浪人なんだろうな・・・・』と暗澹たる気持ちで帰宅したんですね。
母馬は『美樹は本番に強いから○△大学の方は受かってるわよ！』と妙な慰め方をしてくれたんですね(笑）。
そして本命の大学の合格発表の日。『怖いからお姉ちゃん、見に行ってよ！』と姉馬に頼み、自宅で恐れ戦きながら待っていました。そして姉馬から電話。『おめでとう！美樹も大学生だね！』あまりに喜び過ぎて入学後、あまり勉強しなかったのが今の会社に入社するきっかけになったのですが(笑）、この時だけは本当に嬉しかったです。
今日は父馬が買った湯島天神のお守りの画像です。
このデジログへのコメント
巧いねー｡片岡より中野重治の詩を思い出した｡何よりも数学が理解不能...これはもう､最高です(笑)｡
滑り止めは落ちました。入学援助金ってことで払う気はなカッたですから
> 高倉さん
未だに理系的才能は皆無の私なんです(笑）。弊社は残業時間を計算出来ないと思って入社させたのかもしれないですね(笑）。
> まっくさん
全く自信が無かったでしたからすべり止めの大学落ちた時は結構ショックでした。本命に受かったのがそれで余計に嬉しかったのかもしれないですね(笑）。
本当はさ、あんたの合格発表って私も不安だったんだよ。電車の中でドキドキしてたんだよね。
> 真樹さん
本当？まああまり勉強得意じゃなかったからね、私は(笑）。お姉ちゃん、電話で嬉しそうな声で喋ってたもんね。
> アンナさん
いや、何度も経験したくないよね(笑）。私はその他に入社試験も受けたの。結果的に合格してこき使われてるんだけど(笑）
今の会社に入社するきっかけ…って遡ったきっかけですなぁ。
コメントを書く