on my road

空の気に、
冷たい線が一本走る
秋口の暑さ

真夏の、力は
すでに陽射しの中にはなくて、
けれど渇く喉に
キンキンに冷えた缶ビールは
すいすいと心地よく降り

ほろ酔いの、
すこしだけ火照った頬を
風が撫で、

軽快に自転車を漕ぐ

図書館
網野義彦の著作、ではなく
中沢真一の、網野本、など。
以前、借りた新書、届いておらず。


グレー軍、惨敗

東京の
瀝青に覆われた路上に
いろんなものが
ころがっていて
中に
赤い染みとなった
ふたつの、いのち。

田舎の
川遊びをする少年の姿を
バカ箱にてみつめる

なんという
無駄な時間を
こんな街で
すごしてしまったことだろう

けれどもはや
ボクに、
住みたい街に住む自由は
ない、
ような気がする。


遠いな

きょうと
も
おきなわ
も