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モンテーニュ通りのカフェ

2008年05月24日 19:12

渋谷ユーロスペースで見てきました。
ねっとりした恋愛が描かれるでもなく、アクションがあるわけでもなく、ホラーもなく、単に、パリのカフェに集まる、ピアニスト女優、そしてすべての美術収集品を人生の終わりにオークションにかけて処分しようとする男と、カフェに試験採用された若い女性との交流をさらりと描いた作品です。
 人生のある断面をさらりと描いてみせて、そして、見終わった後にしんみりと、だけと暖かくなる映画です。つまり、典型的フランス映画です。
 映画はまた、人生に成功をおさめた人たちの苦悩(昼メロの女優として成功しているのに、それには満足できず映画での主演を夢見る女優ピアニストとして成功しているのに、刑務所や病院をまわって皆にピアノを聞かせたいと願う男。美術収集で財を築いたのに、妻が死に、息子のような年齢の女性と付き合いつつも、迫りくる死と何とか折り合いをつけようとしている男。)、才能がないことを自覚して、芸術家サポートする人生を選んだ劇場管理人女性、自身がチェリストでありながら、ピアニストの夫のマネージャーであり看護婦であり、妻であった女性などなどのさまざまな人生を描いています。
 あまりのも多くの人の人生を扱っているためにすこし話が拡散してしまった感はやはりありますが、それでも、その人々の交通(交流)の結節点としてのカフェを描くのに成功しています。
 とてもしゃれた映画です。

このデジログへのコメント

  • tarashi 2008年05月27日 21:39

    音菜さん
    ぜひ見てください。楽しいですよ。名画じゃないけど、楽しさを与えてくれます。

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