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「血と暴力の国」を読んで

2008年05月04日 15:05

映画「ノーカントリー」の印象が強烈であったので、その原作「No country forold men」(血と暴力の国)(扶桑社ミステリー)を読んでみました。
 びっくりしたのは、映画が非常に忠実に原作を織り込んでいることです。
 映画でもシュガーが若い保安官補につかまっているところから始めりますが、原作もほとんど同じです。そして、次の、モスが狩りに出ていて銃撃戦のとの死体麻薬を見つけうところも同じです。もっとも逃走のところで河を下るシーンなどはさすがに映画のほうが派手ですが。
 シュガーモスの行動を第三者の目で描いている章と、保安官ベルが誰かに語っているような章が交互にあらわれる章立てです。
 最後に、ベルによる父親の夢の風景の独白が映画では難しいところになっていましたが、この章立てですでにベルの哲学世界観などを知りつつあるわれわれ読者にとっては、最後の独白すっきりと納得することができます。
 コーマック・マッカーシー平原三部作でさえ「越境」は現在売っていません。もう少しで「The Road」は日本語訳が出るようです。
 非常に楽しみです。

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