- 名前
- tarashi
- 性別
- ♂
- 年齢
- 57歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 外見はまじめ。60歳代だけど禿げてませんよ。小柄だけど、体力あります。性格はのんびり...
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ねこのひげ を観てきました
2008年05月09日 15:07
木曜日の夜、渋谷シアターイメージフォーラムで観てきました。終わった時には空腹だったので、トークショーなんか無視して外に出ました。トークショーって映画を見た自分の素直な感情をゆがめられてしまうのできらいです。お客さんは10人くらいだったので、席をたった2人(僕の他にもう一人女性がいました)は目立っただろうなあ。
で、主演の大城英司が脚本やら製作をやっています。物語は、脚本やら文章を書くことで生計をたてている中年男性鈴木賢治(大城英司)が、雑誌会社からインタビューをしにきた、やはり中年の女性吉本えり(渡辺真起子)と愛し合うようになり、一緒に生活をしている場面からはじまります。
日曜日に朝早く起きてお茶を入れ、新聞を読んでいる賢治、そして寝ぼけた顔で起きてきてもう一回眠りに就こうとするえり。
賢治は小さな子どもが2人と妻をおいて家を出た様子で、まだ離婚も決まっていないようです。一方、えりも子供はいないものの離婚経験者であることがその後わかってきます。
この二人に、二人のペットの猫、慎之介、おかまバーに勤める友人(「彼女」は恋人と一緒に賢治たちの住むマンションの階下に住んでいます)、えりの同僚などがからみ、さらに賢治の兄(サラリーマン)、賢治の母親、賢治の妻(川上麻衣子)、えりの友達・昔馴染み・おばさんなどなどがからんできます。
しかし舞台は賢治たちのマンションの一室を低い角度から、仰ぎ見るようにとったシーンが多く、冒頭のシーンも、賢治とえりの役を変えて繰り返されるなど、形式に凝ったつくりとなっています。
賢治はいまだに別れた妻(というより置いてきた子供たち)に対する罪の意識にとらわれており、えりの友達がつれてきた小さな女の子と遊んだ日の夕方の食器洗いの最中には皿を壊してけがをすることで自らを罰しているかのようです。
いろいろあっても、最後にはやっぱり・・・・。示された紙を読んで感慨深げなえりです。そして、最後のハガキの差出人のところには二人の名前が・・・。絵柄はもちろん、ねこです。慎之介と蔵之介という二匹の猫も仲良く出てきます。
評判がいいのですが、僕としては結局そうかよっていう感じで、人生のつらさが(フランス映画のように)描かれてないねって思いました。ついでですが、タバコとお酒が多すぎます。
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