「あらたにす」より、日銀総裁人事の件

＜日銀総裁人事は迷走ここに極まれりです。けとばされるのが明らかな元大蔵次官の登用案をまた出した政府、根拠の薄い財金分離に原理主義的にこだわる民主党。党首会談で打開を図るでもなく、とうとう日銀総裁は空席必至となりました。いいかげんうんざりですが、それが日本政治の現実でもあります。１面ほか各面で多角的に報道しました。ガソリン税の暫定税率が廃止された場合の影響も１ページを使って解説しています。（長）＞http://allatanys.jp/


むかし国対で談合、いま話し合いなしで停滞、どちらが良い悪いではなく、誰も主体的に物事を決めようとせず、最終的なゴールを見据えずその場しのぎの対応を繰り返した政府与党と、国際情勢を無視し自分たちの｢ポスト｣確保のみに躍起になる官僚･財務省の連合体が為せる結果。国民不在、ここに極まれりです。

政府がきちんと年度ごとの成長目標(インフレターゲット)を示し、それを中央銀行が実現するよう政策を展開する、まあ今の首相にはどちらも出来そうにありませんが。