甲子園球場が！

＜甲子園球場＞第１期改修工事が大詰め　センバツでお披露目
毎日新聞 - 2008/2/29 18:33

改装がほぼ終了し、内野席がグラウンドにせり出した阪神甲子園球場＝兵庫県西宮市で２００８年２月２９日午後４時４８分、本社ヘリから大橋公一撮影　阪神甲子園球場（兵庫県西宮市）の第１期改修工事が最後の仕上げに入っている。近く施工業者の大林組から阪神電鉄に引き渡され、テストとして１２日に阪神対巨人、１３日には阪神対中日の無観客試合を実施。２２日開幕の第８０回記念選抜高校野球大会（毎日新聞社、日本高校野球連盟主催）でファンにお披露目される。

　昨年１０月に始まった第１期工事では内野エリアのリニューアルが進められてきたが、すでに座席の改良も済み、現在はファウルゾーンの人工芝の張り替え作業が行われている。従来の席が前にせり出す形でフィールドシートが新設され、内野席全体が深緑色の新しい座席に統一された。座席の間隔も広げられている。

　改修は３期に分けてシーズンオフに実施され、来春には現在の銀傘を撤去し、より拡大され、アルプス席を除く内野席全体を覆う新銀傘に架け替えるなど球場本体の工事が終わる。その後、球場の外周が整備され、「２１世紀の大改修」は１０年春に完了する。【滝口隆司】


[ 2008/2/29 22:15 更新 ]