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やっと出てきました!
2008年03月04日 10:56
今年もやっぱり貴方頼みか?
矢野刺した!40歳ハツラツ“肩”在
2008年3月4日(火) 10時34分 デイリースポーツ
二回、矢野は松田の二盗を阻む
「オープン戦、ソフトバンク5-0阪神」(3日、ヤフードーム)
“何とか安藤と福原を”-。不惑を迎える年のオープン戦初マスクで、使命を果たし終えた阪神・矢野は、何度も何度もこう繰り返した。
「オレはもちろんやけど、何とかあの2人に、いいスタートを切らしてやりたかった。ずっと頑張ってきたのを見てるしな」
安藤、福原の初マウンドを援護する重責。だが猛虎先発再建の最大のテーマとなる2人の復活劇を、序幕から傷はつけさせない-。3月上旬の時期でも、マスクをかぶった以上、12球団最年長捕手の体は戦闘モードだった。
まずは一回一死一塁。右前打を許した安藤を、リードで、そして肩で救った。打者・多村をカウント2-3から、外角球で空振り三振にとると、すぐさまつかんだ白球を二塁にズドン。二盗に出た走者・仲沢を刺した。
二回も一死一塁、打者・柴原の場面で、二盗を試みた松田を刺した。
「2つともアウトのタイミングやったし、アウトにできてよかった。ああいう形でリズムは来るもんやからね」
激しい捕手稼業を完ぺきに果たし切るのは難しい。ただ、矢野は「福原も盗塁刺して、助けてやりたかった」と言った。四回に2番手・福原が、一死一塁から松中を空振り三振に斬ったが、その際に多村に二塁を奪われた。結局、これが福原の唯一の失点につながったことが、心残りだった。
06年に、リーグ2位の盗塁阻止率・418を誇った肩が、昨季は・299と振るわなかったが、まだまだ健在であることを示した。
打撃でも五回二死から左前に初安打を放った。
キャンプ中には、左アキレス腱に張りを訴え、調整遅れも案じられたが、木戸・作戦兼バッテリーコーチは「矢野の肩?うん、できとるね。休んでたわけやないからな。見えんとこでやっとるよ」と言った。
夏には“北京”も待っている。不惑を迎える年。
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