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京セラドームで!
2008年03月02日 09:12
今岡打った! 桜井も!
宣言通りのパワーUP証明弾!今岡、完全復活のノロシ挙げた!
サンケイスポーツ - 2008/3/2 8:01
(オープン戦、オリックス4-4阪神=九回規定により引き分け、1日、京セラドーム大阪)こっちは5番に決まりや! 阪神・今岡誠内野手(33)がオリックス戦で左翼へ1号だ。オフの筋力アップの成果を見せつけ、「早い段階で1本打ちたい」という宣言通りの開幕デモ。ナニワの虎党の前で、完全復活のノロシを挙げた。
左翼ポール際へ、高々と弧を描いた。入るか、入らないか-。そこに大きな意味の込められた白球が、力強く、フェンスを越えていった。今岡の1号弾。自らに課したステップへ、文字通り“一発回答”だった。
「早い段階で打ちたかったからね。初球? 走者がいるいないにかかわらず、そういう風(積極的)にしていければ」
五回無死。代わったばかりの本柳の初球、内角変化球をとらえた。四回まで無安打に沈んでいたスタンドを一気に沸かす一撃だ。
「あの打球が入るか、その直前で失速するかは、違う」。フェンス際でのひと伸びに、手応えがあった。オフから積極的に筋力トレーニングを敢行。加圧式トレも取り入れ、パワーアップを図ってきた。その成果を、ナニワで待ち受けた虎党に真っ先に報告だ。
キャンプ打ち上げの2月28日。「OP戦の早い段階で1本打ちたい」と宣言した。理由は「練習では意識し、試合では自然体で臨むため」。だからこそ、自然に放り込める感覚を早くつかみたかった。
宣言からわずか2日での1号の持つ意味。広沢打撃コーチは「桜井と1本の重みが違う。レギュラーは心理的に不安を取り除くことが大事。そういう観点で、いい一発。選手としての存在をかけたシーズンだし」と代弁した。
『存在』。打ち上げでは「“今岡”の存在を見せられた」とも語ったが、決してアピールという意味ではない。キャンプ前に「(故障明けの)昨年は、外に向けて自分は出来るということを見せなければと思った。でも今は違う。自分との戦い」と話したことがある。自分との戦いに勝つだけ。そうすれば自ずと、その存在は強く示される。主砲の自負が、込められていた。
「早い段階で本塁打が打てた。きょうはそれに尽きます」。3試合連続打点で「5番・三塁」も確実。言葉少なに球場を後にしたが、その光は日を追うごとに、甦っていく。
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