ヴェイル-1

今夜のウィリーの散歩で、今年初めて寒いなー、と感じました
でも、これから書くアメリカのゲレンデは、そんな物じゃ有りません
１月の終わりと言う一番寒い時です
氷点下２０度以下
幾ら滑っても汗もかかない
肌を出して滑ると、即凍傷と言う環境でした



アメリカに初めて滑りに行った時のお話になります
場所はコロラド州のヴェイル
私の一番好きなアメリカの街、デンバーから直ぐです

コロラドには、アスペン・カッパー・ブリッケンと有名なゲレンデが数多くあります
しかし、ここヴｪイルは規模・整備、又安全性と文句なしでした
旅行会社がまだパックツアーを組んでなくて、日本人が殆どいません

滑りやすさに驚きました
コースレイアウトが非常に良い
ヨーロッパに比べ、スケーティングが殆ど有りません
ボーダーにとってヨーロッパは少し辛いのですが、ここは楽
世界中のVIPの別荘があるというのも頷けます
今は亡き、ソニーの盛田さんのもあったそうで、良くおみえになっていたそうです
元フォード大統領が名誉村長と聞きました

ホテルのコンドミニアムもヨーロッパよりかなり広い
スーパーは大きく、食料品は日本の半値です
何処に行っても我が日本の物価には驚かされます

どこかと似ていると感じたのですが、そうウィスラーです
聞くところでは、ここヴｪイルを手本に作ったそうです


夜の７時ユナイテッド５８便で一路サンフランシスコへ向かいます
９時間のフライトで、同じ日の午前１１時に到着
ここで通関の手続き


何とシスコの通関でトラブル発生

一緒に行った女性達が私の周りに何人もいたのです
近くの部屋に連れて行かれました

大きな声で、日本語の解る人間を連れて来いと、どやし付けました
こう言う時は堂々と大声で叱り付ける事
悪い事をしている人間は小さくなります
やって来た日系の係官が言うには、
アジアからの違法滞在の女性が多いらしい

直ぐに無事に釈放されましたが
手配師と間違えられたとは、参った
そんな顔しているのですね
ガックリ
ジーンズにコーデュロイのジャケットだから、目立つ筈が無いのに

後で女の子達が大笑いして、からかうのです
　　“お前ら、フッカーと間違えられたんだぞ”
みんなフッカーが解らない
　　“娼婦だよ”
これでやっとみんなが怒り出します
二度とこの話を持ち出す女の子はいませんでした

まー、こう言う事も有ります

　　　　　　　・・・つづく