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復活

2007年12月24日 08:26

復活

今岡来季こそ!

阪神今岡決意表明新井よ、三塁は譲らん!」
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12/08 09:29更新
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 新井よ、三塁は譲らん! 阪神今岡誠内野手(33)が7日、西宮市内の球団事務所契約更改交渉に臨み、4000万円減の2億2000万円(推定)で一発サインした。広島からFA移籍した新井貴浩内野手(30)が正式入団し、定位置の三塁を死守する決意を表明。「ポジションは奪い取る」という新井との間に、激しい闘争がボッ発や!!

 魂の叫びだった。不本意な成績が反映された屈辱の提示を、約30分の交渉で黙って受け入れた。そのうえで、今岡が語った熱い思い。ホットコーナー新井はもちろん、他の誰にも譲らん!

 「この2年間、二軍でサードで、ノックをものすごい受けましたから。でも、まだその成果を出せていないんです。こんだけやったから、サードで結果を出したい」

 守備位置の質問が飛んだとき、目が猛虎のそれに変わった。初めて口にした、三塁争奪戦への宣誓だった。

 昨年はけがもあり、59試合、打率.221、29打点。今季はその悔しさを晴らすはずだった。しかし、打撃不振で7月25日に登録抹消。チームが優勝争いを繰り広げた8、9月は二軍で黙々と汗を流す日々が続いた。「一番つらい時期だった」と振り返った。

 自身の契約更改と同じ日に来季、三塁手の座を争う“強敵新井が、入団会見を行った。かたくなに言及してこなかったが、年下のスラッガーを初めて名指しした。

 「新井だけじゃなくて、来年は若い人たちとそういう(競争の)状況でやっていく。シーズンが終わったあと、そういう決意はしていました」

 ときを同じくして、新井も定位置争いに意欲。「環境が変わるので、どこでやりたいとは思っていない。だけど、打順ポジションは、奪い取っていく気持ちです」。広島時代からこだわりがある三塁を、力で奪い取ると宣言した。

 そして、こう力強くいう。「打点にこだわりたい。最低100打点? それが基本と思ってがんばります」。3年連続100打点を、最低限の目標としてサラリと掲げた。

 『打点』は、今岡にとってもキーワード。05年には球団記録を塗り替える147打点をあげ、打点王に輝いた。なおさら、負けるわけにはいかない。

 「下半身は二軍にいたときにやったので、オフ上半身のウエートトレに絞ってやる。昨年はやならかったので、違った方法でということ」

 同じことをやっても変われない。年明けは米国でトレーニングを行う予定。復活のため、そして新井との“ケンカ”に勝つためにリニューアルを図るつもりだ。

 闘志をむき出しにする今岡。そしてジャパン4番のプライドとともに、タテジマに袖を通した新井ホットコーナーを巡る激熱バトルが、虎を強くする。(野下俊晴)

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