アニキが風紀委員？

ええこっちゃ。　試合の後マンガ読んでる奴がいる？ビシビシやってください。



阪神金本、勝つために「風紀委員」になる
2007年12月12日（水） 10時7分　日刊スポーツ

　鬼の風紀委員や！　阪神金本知憲外野手（３９）が１１日、選手会長補佐の仕事に意欲を見せた。この日、都内のホテルで行なわれた０７年セ・リーグのＪＣＢ・ＭＥＰ賞の表彰式に出席。優秀賞の金本は、記念盾と賞金１００万円を贈られた。来季は赤星選手会長をサポートする選手会長補佐に就任するが、金本は試合後のマンガ厳禁などチームの風紀を厳しく取り締まる姿勢を見せた。また最優秀賞には巨人内海哲也投手（２５）が選ばれ、記念盾と賞金５００万円が贈られた。
　だらだら残ってたら許さんぞ！　トラの主砲・金本が、グラウンド外でも存在感を発揮する。ＪＣＢ・ＭＥＰ賞の表彰式に出席したこの日、来季から就任する「選手会長補佐」の仕事について、具体的なビジョンを掲げた。それはプロ野球選手としての姿勢をあらためて正すものだ。
　「（試合後）選手が帰るのが遅かったりする。トレーナー室でマンガを読んだりしているのを、これから言うつもりや！」
　阪神に移籍して５シーズンが経過した。いろいろと気付いたこと、目に付いたことがある。それを選手会長の赤星を支える立場になり、実際に口にする。すべては勝つためだ。Ｖ奪回を実現するためにも、緩んだムードを完全に断ち切る。今季も、鳥谷の緩慢な走塁を批判し、空気を引き締めた。今や名実ともにチームの顔。金本の「言葉」は大きな影響力を持つ。
　「（赤星を）見てて大変そうやった。対球団、対労働組合と仕事が２つあるわけやから。半分でも仕事を減らしてやろうと思って」
　生え抜き以外の選手が役員に就くのは異例。だが、選手会長補佐という立場なら、周囲に対して率直な意見を発することも自然にできる。選手と球団のパイプ役になりきる。プロ野球労組など対外的な業務は赤星に任せるが、球団との事務折衝で協力を惜しまない。
　「今まで役員をしたことがないんや。球団とケンカをするつもりはないよ。野球に関する環境作りや選手からの要望を伝えられればいい。球団が環境を作ってくれるなら、グラウンドで応えないといけない」
　来年の金本は、チーム内の風紀を取り締まり「ご意見番」としても活躍する。

[12月12日 10時7分 更新 ]