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長嶋さんも誉めた。新井
2007年12月06日 08:32
星野さんが長嶋さんに報告、
星野監督「いい報告できて幸せ」 長嶋氏に五輪獲得を報告
2007年12月05日
北京五輪出場を決め、長嶋茂雄氏(右)に報告に訪れた野球日本代表の星野仙一監督=5日午後、東京・大手町の読売新聞東京本社(代表撮影)【スポーツナビ 】
来年8月の北京五輪出場を決めた野球日本代表の星野仙一監督と田淵幸一ヘッド兼打撃コーチが5日、読売新聞東京本社を訪問し、前回のアテネ五輪代表監督で、現在は代表チームの相談役を務める長嶋茂雄氏に五輪出場権獲得を報告した。
左手でピースサインをしながら「見てましたよ」と長嶋氏にあいさつされた星野監督は「韓国戦はよく我慢した。大変だったね」と労をねぎらわれ、「選手はいい経験をしました。いい報告ができて良かったです」と笑顔。3試合とも最後までテレビ観戦したという長嶋氏は、台湾戦での同点スクイズを、「勇気があった。よくサインを出した」と印象に残る場面に挙げていたという。
長嶋氏は前回のアテネ五輪・野球日本代表監督として札幌予選を経験。日の丸の重みを十分知っている。ことし3月には、長嶋氏に星野ジャパンの相談役を了承してもらっていた。報告を終えた星野監督は「あれほど五輪に思いをはせた大先輩。私たちの気持ちを分かってくれる最高、最大の理解者」と感謝する長嶋氏に、「一番いい報告ができたことが幸せ」と40分の会談を振り返った。 以下は長嶋氏と星野監督の主なやりとり。
■台湾戦のスクイズについて
長嶋氏 よくやったね。三塁走者のスタートが良かった。あの後に連打が出た。
星野監督 あれでピッチャーが気落ちした。続く西岡が当たってなかったけど、よく打ってくれた。
■韓国戦について
星野監督 ピッチャーを残しておかなければいけなかったので岩瀬を引っ張った。
長嶋氏 韓国の打者はパワーがあった。
■ピッチャーの継投について
星野監督 ピッチャーの交代が一番難しかった。
長嶋氏 難しい。今回のピッチャーは良かったしね。
■応援について
長嶋氏 台湾の応援もすごかった。
星野監督 台湾戦は満員だった。ただ日本の応援団も太鼓やトランペットで負けずにやってくれた。
■台湾の気候について
長嶋氏 寒かったんだ。
星野監督 でも気合入れてやっていたから。ただあんな気合は10試合も、5試合ももたない。
■上原について
星野監督 上原はすごかった。大したもの。来年は原監督の使い方次第。来年先発だったら(北京でも)先発だ。
■長打力不足が指摘された打線について
星野監督 今はどこのチームも外国人が4番。
長嶋氏 でも新井はいいね。
田淵コーチ 監督が新井、稲葉、大村が大丈夫か、と言ってきたので、この3人が何とか打てるようにやってきた。
■国際球について
星野監督 札幌と同じボール? そうだと思う。でもことしの方が飛んだんじゃないか。
長嶋氏 僕らのとき(アテネ五輪札幌予選)はホームランが出なかったからね。
■スコアラーについて
星野監督 (韓国や台湾の選手の)打球方向など書かれたデータのあんちょこがあったのであわてることはなかった。
長嶋氏 そうなんだ。すぐ分かるんだ。すごいね。
星野監督 3人のスコアラー(三宅博氏、福田功氏、林光中氏)はMVPだ。
■アジア予選について
星野監督 負けるという気はしなかった。
長嶋氏 顔が自信満々だったね。
■北京五輪について
長嶋氏 8月の開幕か。暑いね。
<了>
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