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三井化学は化学メーカーの中で一番構造改革が進んでいる。三菱ケミカルは人工光合成

2024年06月23日 11:47

日本の化学メーカー構造改革の真っ最中です。
石化事業は中国勢の参入で、過剰生産から利益を生む事業ではなくなっています。
石化事業の統廃合が急務ですが、一番脱石化で成功しているのが三井化学です。
化学メーカーでは三井化学三菱ケミカル旭化成株主になっていますが
それぞれ配当利回りは3%以上あって、かつ含み益もありますからまずまずの運用です。
その中で一番株価が上がり、脱石化も進んでいるのが三井化学です。
象徴的なものとして、オランダ最先端露光装置メーカーであるASMLとの専属契約です。
ASMLの露光装置は極紫外線(EUV)を使い、最先端半導体L/S2ナノの半導体製造するには
欠かせないものですが、ASMLの次世代機三井化学の薄膜材料「ぺリクル」が採用されたのである。
この「新ぺリクル」はASMLの次世代露光装置に対応しています。
これで三井化学の新ぺリクルが世界市場を独占したと言う事になります。
元々旭化成が得意としていた事業を奪ったと言う事も言えます。
半導体製造するにはシリコンウエハーに半導体原版を乗せて、そこに露光装置で極紫外線レーザーを当ててパターン形成をしていきます。
そこでこの原版は超々がつくほど表面が綺麗でなくてはいけません。
2ナノのパターンを描くためには、原版の上にミクロン(1/1000mm)単位はおろかナノレベル(ミクロンの1/1000)のゴミが有ってもダメなのです。凄~く厳しい世界です。
だから原版をゴミやほこり傷から守るこのぺリクルは非常に重要な膜なのです。
最先端半導体製造するに当たり、無くてはならない商品って事です。
お蔭様でこのぺリクルがASMLと独占契約した事により、三井化学株価は4300円(一時4700円)まで上がりました。

三菱ケミカルも一大事業として人工光合成という大きなテーマを持っていますので、含み益は
少ないですが、夢の技術を開発している企業に投資するのは株投資醍醐味でもあります。
人工光合成が出来る技術が出来たら、ノーベル賞は取ったようなものです。

旭化成リチウム電池材料でアメリカで新工場を立ち上げます。ホンダのEV車に搭載予定です。
まあそれぞれ化学メーカーは次の世代の事業に取り組んでいると言う事です。

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