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43歳の過ち その38

2018年10月06日 04:30

結局、三回戦を終えたところで11時を過ぎてしまった。
名残惜しいが三時間余りで終わりにして、帰り支度を始める、、、

次はどうやって時間を作ろう、、、
部屋を出る前のハグをしながら次の逢瀬へ想いを馳せる。

もう、あなた無しではいられない。
またすぐにでも、逢いたい、抱き締めたい、キスしたい、、、、

でも、こんな小さな幸せも、あっという間に壊れてしまう。
すっかり油断していた自分。
後悔しても、後悔しても足りないくらいの深い後悔。
殺してしまいたいくらいその時の自分が憎い。

そのころはまだ、僕ら夫婦は同じベッドの端と端で背中を向けて寝ていた。
と言ってもヨメが寝る頃に僕が起き出して仕事に行くから、
ほぼほぼベッドでもすれ違い夫婦だったのだけれども。

目覚ましはヨメが使っているから、僕はスマホアラームで起きるようにしていた。
そして、寝室に持ち込んだスマホで、寝る前にも彼女メッセージをやり取りしていた。

そう、毎日のように。

ある晩も、いつものように彼女との就寝前の楽しいひと時を過ごした後
すっかり油断していた僕は、スマホのロックを外したまま寝落ちしてしまっていた。

心地よい眠りを引き裂くように、突然寝室の電気がつく
激しく揺り起こされて、目を開けると、僕のスマホを握りしめたヨメが立っていた。

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