- 名前
- ジョシュア
- 性別
- ♀
- 年齢
- 59歳
- 住所
- 大阪
- 自己紹介
- 気持ちヨイコトだいすき♪ 背が高くて若々しい人(175~, ~40)に惹かれます。 ...
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冬の彼方へーーー秘め事5
2015年01月25日 04:51
資料室でB社の過去ファイルとサンプルを見つけると、東澤と美紅は部屋を出てチームのオフィスに向かった。プロジェクターとスクリーンは東澤が持ち美紅は後に続いた。先程の秘めた行為は二人とも口外しないことは暗黙の了解だった。
チームに合流すると既にリーダーの田村を筆頭に神崎がプレゼンの仕上げにかかっていた。咲紀はその傍らでこまごまと必要資料のセッティングをしている。
東澤と美紅が戻ったところで必要資料が揃い、作業は大詰めを迎えた。
昼前に何とか形が整ったところでひとまず全員が昼食をとることなった。
男性陣が外へ昼食に出て行くのを見送りながら咲紀が声をかけて来た。
「美紅さん、私達もお昼しちゃいます?男の人も食べに出たことだし!」
「そうだね、そうしよっか!午前でだいぶ力出し切って大変だったし…。
少しゆっくりしたいね。今なら時間あるし…。お茶は私持ってくから咲紀ちゃんは先に休憩室行ってて!」美紅は答えた。
「いいんですか~?じゃあ私休憩室の席、とっときますね。お茶、お願いします!」
「うん、じゃ、後で行くからとっといてくれる?」
「了解で~す!じゃ行っときますね!」
そう言い残して咲紀は部屋を出て行った。
美紅は給湯室へと急いだ。
咲紀と自らのマグにティーサーバーからお茶を注ぎ入れ二つのマグを手に持ち替えようとしたその時だった。
神崎が給湯室に姿を現した。どうやらコンビニで弁当を買い込んできたらしい。
手にはコンビニの袋をぶら下げていた。
それほど広くないスペースに急に鉢合わせをした美紅はとっさに身構えてしまった。
あっ…
思わず小さく声が出てしまった美紅に、神崎は言った。
「美紅さん…昨日のこと…すみません…普通にしようと言ったことも…」
「ううん…私の方も…酔ってしまってたね…気にしないで…」
美紅は囁くような声でやっと言葉を絞り出した。
すると神崎はおもむろにコンビニの袋を置き、美紅の手からマグを流しの上に置き治させて言った。
「違う…そうじゃない…」
そう言うか言わないかのうちに美紅は長身の神崎に両手できつく抱きしめられてしまった…。
「やっぱり普通になんかしていられない…」
このウラログへのコメント
今後の展開が楽しみです。
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