- 名前
- ジョシュア
- 性別
- ♀
- 年齢
- 59歳
- 住所
- 大阪
- 自己紹介
- 気持ちヨイコトだいすき♪ 背が高くて若々しい人(175~, ~40)に惹かれます。 ...
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冬の彼方へーーー秘め事1
2015年01月14日 02:53
美紅は痛む左足首に湿布をして出社した。
神崎とは電車で会わなかった。美紅は少しほっとしたような、残念なような気がする。
期待していたのか…?あれは酔った勢いでのただのファックだったのか…
出社すると他のメンバー、東澤朋樹、田村亮太 とそれに神崎も既にかなり早く着いていたようだ。
理由はというと、クライアントへのプレゼンデモが急遽この日夕刻に決まり、
課長の成田から朝急ぎの連絡が入ったという。
成田は別のクライアント先に直行予定が入っており、指示のみ緊急で男性メンバーへ電話があったらしく彼らは既に業務をスタートさせていた。
そうなると美紅も無関係ではいられない。
通常業務より最優先での共同作業が必要となるのだ。
美紅は簡単に指示と必要作業を伝令されると早速業務に取り掛かることにした。
そうこうしているうちに後輩の上野咲紀も出社して来た為、咲紀への指示は美紅から伝達された。
男性陣はプレゼン準備の為データ作業とロープレの完成度を高めなければならない為、
資料とデータ構築に余念が無い。
プレゼンに必要なものとして、客先に持参するプロジェクター、スクリーンなどの準備とチェックは美紅が、
男性陣のプレゼン資料コピーなどは咲紀が手伝うこととなった。
社内内部でならプロジェクター類は普段使用する必要がない為、それらは資料室に保管されている。
滅多に人が出入りすることのない場所だ。
美紅は取り急ぎ資料室へと急いだ。
ガチャ…
資料室の鍵を開け、美紅は資料室に入った。
ひんやりとして、資材、書類などがぎっしり並んだ棚の最奥、可動式の棚を
ぐっと力を入れてスライドさせる。
その奥、壁際の隅にスクリーンやプロジェクターは保管されている。
美紅はそれらを確認し、狭い空間を一つずつドアまで一旦運ぶことにした。
その時だった。
カチャ…
ドアの開く音がした。
入って来たのは東澤だった。
「如月さん…?」
「あれ?東澤君、どうしたの?資料他に必要だった?言ってくれたら探して持って行くよ?」
美紅は突然現れた東澤に少し驚いたが、忙しい男性に代わって少しでも負担をかけさせたくなくてそう声をかけた。
「田村さんから大物は若い奴が手伝って来いと言われました。
それとついでの資料も探すようにって…」
東澤は答えた。
「そのスクリーン、こちらに渡してください、僕持ちますから」
「そう?ありがとう、助かる!この隅から出すの、ちょっと面倒だと思ってたんだ!」
美紅は隅に立て掛けてあるスクリーンをとり、身をねじって東澤の方へ振り向き様にリレーした。
東澤はそれを受け取るとドアの方まで運び再び美紅のいる棚奥まで戻ってきた。
次に美紅がプロジェクターケースを持ち上げる為かがんだ、その瞬間…
美紅は突然東澤に後ろから抱きかかえられた…。
東澤の両腕が美紅の身体を包み込んで来たのだ…。
「ちょっと…ど…どうしたの?東澤君…」
美紅は身体を少し硬くした…。
「如月さん…如月さんを見ていると俺…我慢出来ない…
ずっと憧れてたんです…!」
「年上をからかっちゃダメだよ…だから…手を離して…
こんなことしちゃダメだから…」
美紅はやっとそう言葉をかける…
「もう決めたんです…いつか言おうと…こんな俺、嫌いですか?」
このウラログへのコメント
というか、準備に忙しいし、落ち着いてできないから、夜しきりなおしした方がと思いました。
> けろさん
感想ありがとうございますo(^_^)o
うふ(*^_^*)
私が待ちきれなくて話を進めちゃってます(≧∇≦)
後はどうやって展開しようかなぁ?
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