友人でもあること

過去のブログ記事の載録です。

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自分がほんとに相手に望んでいるものはいったい何だろうと改めて考えてみました。

お互いに恋愛感情を持てることが前提ですから、私にとって魅力的な女性であることがやっぱり一番に来ると思います。もちろん、これはあくまで私個人にとってという意味ですし、相手の女性にとっても同じことが言えます。ちなみに、相手のどこに魅力を感じるかはそれこそ多様なので、こればっかりは出会い、実際に付き合っていくなかでしか分からないのですが。

でも恋愛感情は、はじまりの頃のテンションは永遠に続くわけではなく、時間とともに少しづつ落ちていきます。これはどんなカップルでも避けられない。だとすると、恋愛感情にプラスするものが二人の間には必要になります。言い換えれば、じゃ二番目に大事なものは？

それはお互いに「友人」同士であることかなと思います。人生の波風をともに乗り越えていくというイメージからすると「戦友」のほうがよりふさわしい言葉かも知れませんが。

「友人」であるということは互いに信頼で結ばれていて、時には励ましたり、時にはアドバイスしたり、時にはともに喜び、悲しむという関係ですが、この関係でポイントは、恋愛関係よりも相手と自分の間に距離を取っているところにあると思います。必要以上に相手の領域に踏み越まない、つまりある程度相手を客観的に見ながらも、しかしいつも相手のことを思ってサポートするのが友人で、そんな彼/彼女は暖かいけれど、醒めた見方ができると。友情は、恋愛感情からくる感情のもつれや軋轢を押さえる働きをするし、また相手がもっとも必要とするサポートを感情的な判断ではなく客観的に見抜くことができるかも知れません。

とすると「恋人であり友人でもある関係」が理想ということになりそうです。そしてお互いに歳を重ねていくにつれて、たぶん最初は二番目だった「友人であること」がだんだん前に出てくるような気がします。