- 名前
- タオ
- 性別
- ♂
- 年齢
- 67歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- もう歳も歳なので、枯れ専の自覚があるとか、ログを読んでみて感性が合いそうだなと思った...
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語りにくいこと
2015年01月02日 01:48
これも昔ブログに書いたことの再録です。
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今日は、語りにくいことに挑戦してみたいと思います。どう書けるか、どういう展開になるのかまだ分からないのですが。
男からみた性行為についてです。いったい男は性行為でどう感じているのか、女性に何を求めているのか、満ち足りた性行為があるとすればそれはどんな状態のときかなどについて書いてみたい。男が性行為で女性がどう感じ、何をもとめているのかほとんど分からないのと同様に、女性たちも性行為のときの男の心理はミステリーでしょう。
あくまで一般的な男性を基準にします。
男にとって前戯は女性のヴァギナにペニスを挿入するための準備行為です。それがどういう行為で構成されていようと、また時間をどれだけかけているかは問わず、あくまで挿入が最終目的です。これは男の本能であり、遺伝子がペニスからヴァギナの奥にある子宮に精子を送り込み、卵子と結合させることを命じているのです。この命令は無意識からくるので、正直なところ、男は自分がなぜひたすらペニスをヴァギナに挿入しようとするのか分かりません(笑)。だからもしヴァギナを美化したり、神秘化したりする男たちがいるとすれば、ただ遺伝子の命令の結果からそうしているに過ぎないのです。
なんだかいきなり学術風の書き方になっていますね。もう少し柔らかく書いてみます。
で、挿入してから、ヴァギナの中でペニスの前後運動をはじめるわけですが、これもじっとそのままの状態を維持することとは違っている訳ですから本能的な行為です。この時に男のこころを往来しているのは、主に「この前後運動で彼女がどれだけ快感を味わっているんだろうか」ということです。
というのは、たしかに挿入は自分の欲望に動かされた結果ですし、最初の段階はそのことにこころを奪われているのですが、挿入後は、いつの間にか、欲望のベクトルが(もちろんこれも無意識の本能によって)、どうすれば女性を喜ばせるかという方向に変わってしまうのです。
ですから前後運動に変化をもたせたり、あるいは体位を変えたり、あるいは刺激的な言葉をささやいたりするのは、もっぱら女性をどう喜ばせるか、つまりより性的快感を味わせたいと思っているからなのです。もちろん前後運動でペニスを刺激しているので、そのこと自体である程度の快感がありますが、このときに男を動かしているのは上に書いた女性に対する気持ちのほうが大きい。
ただここで少し微妙なのは、女性により快感を味わってほしいと思うことと、そうすることで男としての自分のエゴを満足させること(十分な性的満足を与えることができる男として女性に認めさせたいということでもあります)がどの程度重なっているかです。前者は遺伝子が操作しているが、後者は文化的な刷り込みだ(女性を性的に支配する男が優れているというような)という意見があるかも知れません。しかしどんな男にもこの二つの気持ちは個人差はあるとしても存在していることや、男の中で二つの気持ちを分離するのは難しいので、たぶん両方とも遺伝子の策略かなというのが私の印象です。
さて男のこの思いは、一定の前後運動のあと射精が起るまで続きます。精子を放出する射精は強い快感を伴いますが、たぶん数秒で終わってしまいます。*ちなみに性的快感の絶頂(オルガズム)時間は男女差があると言われていますが、たぶん大きな差があるとは思えません。
男のオルガズムがどういうものかを言葉で表現することは不可能です。言えるとすれば、ただ一瞬全身を走りぬける電流のようなもので、その時に身体がほとんど動かせないということくらいでしょうか。(これは女性にとっても同じだと思います)。しかし、オルガズムの時は血圧も急上昇しているらしいので、高齢者は注意しないといけませんね(笑)。
射精が終わると、男はガッックリと脱力します。そしてあれだけ集中していた「女性をなんとかもっと喜ばせよう」という気持ちは急速に消えてしまいます。(誤解のないように言えば、もちろんこれは次のセックスまでの間であって、あくまで一時的にということですが)このあたりも遺伝子の隠れたメッセージを感じます。「とりあえず精子を送り込んだから今日のお勤めは終わり」というわけです。
しかしペニスをヴァギナから抜いたらさっさと女性の身体から離れ、パンツをはき始める男性はいるとしても少数ではないでしょうか。大半の男性は、その後も女性の身体のどこかに触れながら添い寝をし、わずかでも言葉をかけると思います。あるいは女性とちょとした会話を交わす男性もいるでしょう。挿入後の男性の気持ちは、挿入中とは違っています。一つは自分の欲望によく付き合ってくれた女性への感謝であり、一つはもし女性が(どの程度かは置いておいて)満足してくれたとすれば、そのことによって女性への愛情が強まります。セックスでお互いの愛情を確かめあうというのは、だからまったくの建前ではなく、真実を含んでいることになりますね。
性行為で「女性に何をもとめているか」の問いに対しては、演技ではなく(笑)男の欲望に応答してくれることと、自分自身の欲望に忠実であってほしいということが回答になるでしょうか。「満ち足りた性行為とは」に対しては、上に書きましたが、行為そのものよりも、むしろ行為後にお互いの愛情を確かめたいと思うようなものではないかと思います。
男からみた性行為中の気持ちの推移は、ざっと言えばこんなところでしょうか。なんだ、これくらいは大体分かってましたよ、という声が聞こえてくるような気がしないでもありませんが(笑)。
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