ﾊﾟﾊﾟとの出会い‐7

待ち合わせ場所に着くと､表で待っていた彼が車に乗った｡

二人は無言､私も彼が乗り込むと直ぐにﾎﾃﾙへと車を走らせた｡

話って何だろう??

私は無言の彼にﾄﾞｷﾄﾞｷしながら…

ﾎﾃﾙに着き､部屋に入るまでも無言の彼に…不安を覚えた｡

部屋に入ると…

今まで無言の彼が､いきなり抱きついてきた｡

びっくりと息苦しかった｡

彼が耳元で一言､二言話し掛けた…

私は思わず､えっ､と言う表情で彼を見上げた…

彼は､離れると私の手を取り､ｿﾌｧに座るように促した｡

私の不安そうな顔を見て､彼が切り出した｡

彼の話は…

自分の趣味の話､この前に私と逢った時に感じた事､その上で色々試してみたい…

…………

私に取っては知らない世界…

話には聞いたことはあるが､自分が経験する…

普通とは違う…SMの世界…

一瞬､頭の中でｸﾞﾙｸﾞﾙ駆け巡り…

そう…彼が耳元で囁いた言葉は…

｢KEIを縛ってみたい…ﾀﾞﾒかな?｣

｢…………｣

私自身､知らない世界の事…

｢KEIが嫌なら無理にとは言わない…僕の趣味を理解してほしい～｣

興味は非常にある…と言うより､ﾁｬﾚﾝｼﾞ精神旺盛な私は

｢やってみたい～｣

つい言ってしまった(^^ゞ

それと共にこれから決まった金額の援助の申し出…彼の中でのけじめと､私に対する気持ちのあらわれらしかった…

私も彼と逢う事に打算がないわけではなかった､正直な所を言えば…

社会的に地位のある会社の社長さん､私とは親子ほど歳の違いがある｡

当時､私は35歳､彼は63歳…本当にﾊﾟﾊﾟからお小遣いを貰えれば良いと思っていた｡

だって､興味ある事に私自身も参加して､気持ちの上で満足が得られるのだから…願ったり叶ったり…

彼と逢うことが楽しみの一つになりました｡

その日は結局､朝までｴｯﾁは…

やることはいたしました｡

ﾉｰﾏﾙ…う～ん…かなり疲れたなぁ～

彼曰く､次に逢うのが楽しみ～私も楽しみ～


続く…