妊婦の浮気志願・・・

ある日　ひさしぶりに

美弥さんが尋ねて来ました

大きなお腹を抱えて

最近のこととか話して

お茶会のメンバーのこととか

田中さんも井口さんも

普通の生活に戻って

平穏に暮らしてるとか

迫水さんも復活したとか

「そっか、彼女　立ち直ったんだ」

「うん　今でも時々来るよ・・・」

「うん　それは知ってる」

「あ、見えるもんね・・・」

「そっか　壊れたまま来てるんじゃないんだ」

「うん　完全に元通りじゃないけど　」

「そうなの？」

「うん　でも　今の迫水さん　前より好きかも」

「そっか　でも　どうやって立ち直ったのかな？」

「ちあきが色々とね・・・」

「ちあき？」

「あ、主人の名前だよ　知らなかった？」

「ふーん　ちあきか　ゆうこさんも変わったね」

「ん・・・？」

「前は　御主人のこと呼び捨てじゃなかったじゃない」

「ああ、２人きりじゃない時はね」

「そうだったんだ」

「そういえば御主人は？」

「隣で糖尿病食の研究してる・・・」

「えっ　御主人　糖尿病なの？」

「違う　違う　お義母さまが　糖尿と肝炎で」



ところで　さっきから　なんか美弥さんが暗い気が

妊婦というのは結構疲れるもので

でも　それだけじゃないような・・・

「いらっしゃい　順調そうで」

ちあきが顔を出す

「あ、おひさしぶりです」

「うん　ところで何かあった？」

「えっ・・・？」

「わかります？」

「そうなの・・・？」

「うむ　声だけ聞いてると　すごい沈んでる気がした」

「気がつかなかった・・・」

「面と向かったら　わたしも気づかないと思うよ」



美弥さんの沈んでる理由

それは　御主人の浮気

確かに身重じゃえっちもままならないし

ご無沙汰になっちゃうのは仕方ない

でも　浮気って・・・

風俗とかじゃなく　浮気とか

「浮気してる確証はあるん？」

「はい　メールを見ちゃって」

気づいたのは　御主人が入浴中に入ったメール

中身は見なかったけど　女性からのメール

気になったので　御主人が寝たあと　こっそりチェック

そこで　浮気が発覚



普通の状態だったら　浮気し返すとか思うけど

身重の体で大丈夫なのか心配で出来なくって

「御主人なら何かいい方法知ってるかなって」

「妊婦とやったことはないよ」

「そうですか」

「ちょい調べてみよう」

そう言って　パソコンで調べるちあき

「ふむ　結論として　支障はないようだが」

「それじゃ出来るんですね？」

おい　おい　問題ないってことはOKってこと？

「出来るようだが　わたしに期待はしないで欲しい」

「えっ？」

「思うに御主人への当て付けもあるんだろうけど」

「はい」

「お腹の中の子も心配で集中できないでしょ？」

「そうだけど」

「それにそんな荒んだ気持ちでいたら胎教に悪いし」

「そうですか」

「なにより　何かあったら困る」

そうだよね・・・

よかった　ちあきが　そういう良識があって

でも　このまま　帰していいのかな・・・

わたしも妊婦経験あるからだけど

ストレスって大敵なんだよね・・・



「気晴らしくらいは出来るかも」

「えっ？」

「とりあえず脱ぎましょう」

「えっ、はい」

えっと・・・

しないんだよね・・・？

でも　裸になるって・・・何？

「久々だな　これは」

これって何・・・？

美弥さんにキスをするちあき

そして耳元で呪文のように囁いてる


それは誰の言葉・・・？

「あっ、」

美弥さんの体がピクンと震える



あ、ちあきの指が美弥さんの股間に・・・

ゆっくりと優しく・・・

そうか・・・これは・・・

複雑な気分だ・・・

ソフトな指使いで美弥さんをいかせる

これは　ちあきにしか出来ないことかもしれない

下山さんや美弥さんの御主人より

美弥さんの体を熟知してるちあきだから出来る

「ああ、い、いっちゃう」

美弥さんの体から力が抜けるのがわかる

そっとベッドに寝かせて体中にキスをする・・・

「思うんだけど」

「あ、はい、あん」

「御主人に愛されてるって思ってる？」

「えっ、あん、前は思わなかったけど、最近は思ってた」

「でも　浮気されて　わからなくなったと」

「あ、あん、はい、だって　わたしと　出来ない　からって」

「他の女としてるって思ったわけね？」

「はっ、はい、誰でもいい　そう、思った　ああん」

「御主人に対して怒るべきことはね」

「あうん、はい」

「出すためだけに浮気をしたってこと」

「えっ、どういう？ああう、いい」

「意地を張らないで　その悔しさを御主人にぶつけなさい」

「で、でも　そんなこと　　したら　　ダメに」

「怒る点は浮気じゃなく　美弥さん以外に出したこと」

「よく　ああん　わからない　　ああ　いっ」

「出したいけど　美弥さんとは出来ないから　他で出したこと」

「あん、わたしがいるのに、あふっ」

「でも　もし　何かあったらと思ったら出来ないでしょ」

「そんなこと、わたしだって出したいって言えば」

「わたしでも怖くて出来ないこと　御主人が出来ると思います？」

「あう、やがみさんでも？　あう」

「もし　お腹の中の子になんかあったら　人殺しですから」

「そ、そんな、人殺しなんて」

「それでも　あなたが出させてあげるべきだった」



何回も何回も挿入なしていき続ける美弥さん

そうだよね　ちあきのって

挿れるのはおまけだった

これがこの人のメインだった

でも　これは　洗脳じゃない・・・？



なんかすっきりした顔して帰っていった美弥さん

でも　これで　なんか解決したわけ・・・？



「彼女ね　フェラすごい上手なんだよ」

「はい・・・？」

「下山くん　フェラさせるの好きでしょ？」

「ああ　そういえば　そうかも」

「でも　御主人には　あまりしてないんだよ」

「へっ　なんで・・・？」

「浮気相手に教わったものを御主人にするわけで」

なるほど　わたしの場合は　ちあき公認だから

堂々とこんなの覚えたよってしちゃうけど

普通は　出来ないよね

「その封印を解くための大義名分を教えてあげたから」

よくわからないけど

それで　丸く収まるなら　いいことなんだと思う


でも　久々に見たよ・・・



　　　　　　　　　・・・ちあきの洗脳術？