- 名前
- 純生くん
- 性別
- ♂
- 年齢
- 59歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- スケベな妄想を抱えつつ、行動が伴わないままシニアに足突っ込んでます。 女性を満足させ...
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繋がる温もり
2011年03月13日 14:21
正直、いいようのない不安感に囚われて、何もする気が起きない。
こんな時は、何かをするべきなのだろうけれど。
でも、異常に心に凝り固まっていくこの不安感は、どうしてもぬぐえない。
私の部屋は、それこそ煩雑で汚い部屋で、いろんな本も山積みしてあって、たくさんあるDVDなども机の上に不安定に置いてあった。
今回の地震で全てが崩れ、床に落ちて、散らばって、コーヒーカップの取っ手が折れて、ガラスのコップが割れて中身がカーペットに広がった。
一息ついて、その部屋の状態を見たとき、どうして良いのかわからなかった。
そして今、不安感に動きを止められて、まだ何一つ片付けていない。
そんな中、一人テレビで被災地の惨状を見て心を痛めて、ネットを見てはさまざまな煽りに不安を掻き立てられて、余計に心が荒んでいく。
そうすることが余計に自分の心を重くしていくのに、何かと繋がっていないと正気をなくしてしまいそうなほど孤独感を感じていた。
そんな時、メールが届いた。
普段、Hメールをやりとりしていた子から。
「怖いよ」「死んじゃうのかなぁ」短いメールが何通か届く。
彼女がどこに住んでいるのか、詳しくは知らない。
でも、少なくとも私同様に不安を抱えているに違いない。
思わずキーボードにむかって返信を打つ。
私自身こんな状態だから、下手な励ましは言えない。
「大丈夫、私はここにいるよ」
そんなメールを打った。
「うん」
返事が来る。
ああ、一人じゃないんだ。。。そう思えた。
いろんなことを話した。
普段はHな話しかしないのに、いろんなことでお互い勇気付けあった。
「こうしてメールしていられると、安心できるよ。ありがとう。」
私のメールに「私も」と答えが来た。
不思議なものだ。
会ったこともない(顔は写真で知っているけど)、声さえも聞いたことのない人と、こうしてメールで繋がっているだけで、とても安心できる。
Hなメールで楽しんでいた彼女も良かったけれど、今回のメールのやり取りで、もっと深く知り合えた気がする。
彼女をもっと好きになった気がする。
それが例え、メールの中の儚い一時的な想いだとしても。
どうしても身体での繋がりを求めたくなる男と女だけど、やはりその底辺には心と心が繋がることが、本当なんだろうな。
一段落して不安も去れば、またただのHメールフレンドに戻ってしまうのかも知れない。
でも、この瞬間繋がったと言う気持ちは決して忘れないだろう。
彼女もまた、忘れられない人になった。
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