- 名前
- 京介
- 性別
- ♂
- 年齢
- 71歳
- 住所
- 神奈川
- 自己紹介
- 30歳未満、未婚、ログ更新の無い方のメールお断ります。 犬猫が大好きで、勿論女性はそ...
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あこがれ56 気に入った
2009年09月04日 00:22
「美咲さん。 貴女は料理がとても上手だ」
「私が女房と結婚した理由の第一は、料理上手だった事」
その後は6人で話しますが、出逢ったきっかけを速水のお母さんが話した時、一番受けた様でした。
「へー、この子がねー」
と母が感心し、速水のお父さんも始めて聞く話に
「充貴さん、ありがとう」
「明日10時にお伺いさせて頂ます」
と父が言えば
「お待ちしております」
と、速水のお父さんが答えます
始まりはみんな緊張していましたが、お酒が入り最後は和んでいました
車で送ると言うと
「10分も掛からないので歩きます」
下まで送ると速水のお父さんが
「美咲、遅くなっても良いからもう少し居るといい」
帰る積もりで出た美咲と一緒に戻りました
部屋に戻ると母が電話をしています
話し方で相手が兄だと、直ぐに分かりました
暫くして切ると、
「戻って来てくれたの・・・嬉しいわ」
「もう少し貴女と話したかったから」
片付けをしながら、二人で話しています
時々笑いながら
父と私はワインを飲みながら、当然ワインの話
今夜の選択は文句無し、と褒めてくれます
女性向きに、香りの良い軽いのを選んだ所が良い
私にはこちらの方が有難い、とボルドーの赤を美味しそうに飲みます
「美咲さんが大学に入ったら、6人でフランスに行くか」
「いいなー・・でもどうせボルドーか何処かの産地でしょう?」
「当たり前だ・・・ワインだけでなくチーズも美味い」
「大変だったわね、美咲さん」
「とんでもありません・・・わたし、料理作るのが好きですから」
「お上手だわ、充貴より。 あの子は小さい時から私と一緒に作って、コックさんになるとずっと言っていたわ」
「主人は食べる事が好きで、しょっちゅうあちこち連れて行って、外国まで無理やり連れて行くのよ。パリやミラノ、マドリッドと言う大きな町では無く、小さな田舎ばかりで、上の子と私は良い迷惑・・・何時も都市に行きたがった。でも、充貴は大喜びでね、田舎が」
「特にワインとチーズを作っている所は」
「世界中に広まっている料理の本場に行くのよ。 裕貴が大学の3年からは、主人と充貴の二人だけで良く出かけていたわ」
「高校の時には充貴、私より料理が上手くなってね、ショックよ、女としては・・・でも気にしない事にしたの。 世界中の有名なコックさん・・・殆どが男でしょう?今日のお料理頂いて、本当に良く解ったのよ・・・充貴が16歳の貴女を選んだ訳が」
「料理は出来ても他が駄目とか、料理以外は良いとか。 16歳なのに、貴女は全部持っている・・・気が利くし、優しいし、何より品が有る。 品、品性、品格の品・・・人として大事な事」
「私は気に入ったわ、あなたの事」
泣いています
母に顔を埋めて
背中を優しく撫でる母
実の子の様です
母も娘が欲しかったのです
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