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10th Shinjyuku Part 2

2005年06月12日 03:19

小さな公園だが、道路とお壕に沿って長くのびている。
その割にはクルマの走行音も届かないし
お壕の水面の反射も見えない。
それだけ緑が濃く、とても都心とは思えない草いきれがした。
水銀灯が淡く輝く下に、コンクリートで作られたベンチがある。
そこだけかすかにお壕が望め、対岸の石積みがかすかに見てとれる。
そのベンチが彼女との痴態舞台となった。
ウェイトレスパンティを見てから急転、猥談と化した会話に触発されて
二人とも一刻もはやく交合したかった。
おまけに暑くも寒くもない気候のなかで、
緑が香り立っているのが妙になまめかしかった。
そんな具合でホテルに場を移すことなど考えもせずに
この公園にもつれるように入ってきたのだ。
ベンチに座ると、すぐに抱き合う。
ぶつけるように唇を吸いあう。
横断歩道でもつれ合ったときに予感があったのだが
ひどくキスがうまい。
ねっとりと唾液を注ぎ込むやり方。
舌を吸い込みながら甘くかむ噛みかた。
舌を差し入れ歯茎をべろりと舐めてゆく回転の仕方。
九十度角度を変えたときの受け方のうまさ。
キスそのものが交合と言えるほどの濃厚さなのだ。
相当、性に対して開放的な考えがあって
かなりの数の男を知らなくてはこうはゆくまい。
「誰に教わったの?すごいうまいよ、キス。」
「うふふ。」
「オトコ、たくさん知ってるな?」
「うふふ。」
微妙な質問を笑いでかわしながら
「そっちこそ、うまいくせに。私は真似てるだけ。」
とささやくと、また唾液を送り込んでくる。 
すぐにでも野外で交合しようと思っていたし
ペニスは早くも怒張しかけているのだが
この性交とかわらないキスを中断するのはもったいなかった。
あとにおそらく続くであろうフェラチオの口技に期待しながら
たっぷりと時間をかけてキスだけを楽しむ。
だが、そのうちに彼女のペースが乱れてきた。
息づかいがかすかに変化したのだ。
いっそう激しく唇を吸いながら視線を下に落としてみると
ふとももが開きだしている。
明らかに次のステップをせがんでいるのだ。
横断歩道で抱き合ったときにおろしてしまい
歩くためにだけ戻したスカートは乱れたままで
簡単に極小のパンティが顔をだしている。
パンストごとパンティもずりさげたからひどく卑猥な形だ。
「見えてるよ。さっきのウェイトレスのよりいい景色だ。」
「いや。そんなこと言っちゃ。」
そういいながらもまんざらではないらしく、さらに足を開く。
「そんなの履いてるから、痴漢に撫でられるんだよ。感じたろ?」
「いつもはイヤでたまらないのに、今日は感じたの。」
「シミつくっちゃったんだろ。いまもも濡れてるよ。」
見えるわけはないのだが、そう挑発すると
「いや。」といいながら抱きつく力が増す。
そればかりか、たまらないようにこちらの手をつかむと
スカートの下に引っ張り込んだ。
いささか驚いたが、いやなわけはなく
パンティをさらにずり下ろしてヴァギナのふちに沿って
指をゆっくりと動かす。
湿っていた。
濡れていた。
溢れていた。
さらりとした愛液がじわじわとおまんこから吹きだして来る。
開脚度がさらに増すので
固くとがりだしたクリトリスに容易に指が届く。
二本の指を使ってはさむようにすると
「ふぐっ」
と息を止めるようにして身体を硬直させる。
「ダメ。そこ。感じちゃうよお。」
「じゃやめる?」
「いや、やめないで。もっとして。」
「そうだよ、正直にならなくちゃ。」
「どう?痴漢はここまでした?」
「違います。じかに触るの待ってたけどパンツの上からだけ。」
「それで欲求不満なんだ。」
会話がたかまるにつれて指の動きが速くなる。
愛液の量がさらに増えて太ももの内側に垂れだす。
指の動きにつれて
「ハッ、ハッ、ハッ」と
息継ぎがはやくなり、そして
「うわあ、イッちゃう。」とわめきながら
背中に爪をたててしがみついてくる。
おまんこと身体全体をヒクヒクと痙攣させているから、かなり深く感じたようだ。
小休止を強いられる。
「どう?感じた。」
「すごい。すごい。四日前に変なセックスしたのに。」
これにも驚いた。
確か少し前には付き合っている人はいない、と言っていたはずだ。
そう問い詰めると
「成りゆきでそうなっちゃったの。」と恥ずかしそうにうつむく。
痴漢体験まで平気であけすけに言うくせに
この態度は奇妙にそぐわなかった。
ひょっとすると、と思って相手を聞くと
案の定、同じ会社の彼女上司
仕事ができない割には手がはやいことで悪評高いオヤジだ。
もっともその点ではこちらも同じだろうが。

(続く)

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