- 名前
- RYU
- 性別
- ♂
- 年齢
- 73歳
- 住所
- 海外
- 自己紹介
- Hなおじさんではなく「おじさま」何回もはムリだけど 指で、手で、舌で、息で、言葉で、...
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9th Hong Kong Part 2
2005年06月06日 01:21
英国から中国に返還されたとはいえ
高度な自治が与えられている香港は
実は中国とは別の国と言ってもよい。
げんに中国と香港の間にはいまだに国境が存在する。
そしてなぜか香港の人は中国に自由に行き来できるのだが
中国の人は香港に入るのがままならないのである。
最近でこそ、だいぶ緩やかになって、
中国からの観光客が大挙して香港観光に来るようになったが
つい三年ぐらい前までは一部のエリート中国人しか
香港には簡単に住めなかった。
だから、いま歩きながら時々立ち止まっては
濃厚なキスを交わし、スカートの中に手を入れられると
濡れたおまんこをつきだすようにするこの女性は
きっと高級官僚の一族に違いない。
おまけに年からいっても既婚者だろうから、
亭主とことをかまえたらどうしようと思ったりもした。
繁華街のはずれの暗い路地にあるアパートの入り口。
背徳と淫靡と少しの犯罪のにおいが、橙色の門灯の下に渦巻いている。
コード番号を押して玄関をあけ、もつれるようにしてロビーに入ると
これも薄暗い階段を上がる。
あまり中国のエリートの住まいにはふさわしいとはいえない安普請だ。
階段の途中でも太ももを撫で回し、つかみ、
下着の横から指を入れては嬲ることをやめなかった。
というより、女の手が、こちらの手を陰部に誘っている。
女の部屋は3階にあった。
頑丈な鉄扉で二重にガードされたドアを開けると
決して広くはない空間が広がる。
明らかに一人住まい。男が住みついている気配はない。
日本でいえば2LDKの間取りだ。
香港に住む上流の中国人にしてはシンプルそのものだった。
正直、意外だった。
プールつきとまでは行かなくても外観とはうらはらな
ひどくしゃれたインテリアを期待していたからだ。
だが、狭い室内空間をさらに狭くしている絵には驚かされた。
中国画壇を代表する画家の原画が無造作に何点も置いてあるのだ。
それだけで何千万円、へたすれば億の価値だ。
聞けば、この画家は親戚だという。
それにしても「これは」と思う。
抱き合う。舐めあう。いじくりあう。
異国の絵画が並ぶ、不思議な部屋にあえぎ声が響きだす。
いささか異様な環境に気押されながらも「えーい」とばかりに
はじめてしまおうと、ドレスのボタンをはずし
ノーブラの胸をつかみ出すと、
すでに固くなり出している乳首を吸い始める。
しばらく吸い続けてから、舌を激しく動かして乳首の周りを
唾液でびしょびしょに濡らす。
それだけで、軽く達するらしくて、さえずりが始まる。
始まりは英語での淫靡な会話だったのが
いつのまにか中国語のわめきに変わってしまっている。
さらにボタンをはずして、両方の胸を完全にさらけ出すと
今度はやや乱暴に
つかむ。
押しつぶす。
ねじる。
ひねる。
悲鳴にも似た声が漏れ出しそうなのを
必死にこらえているさまが魅力的ではあった。
足を大きく広げさせてスカートの下に手を入れる。
下着越しに、すでにぬれそぼっている秘所を刺激する。
鋭く感じるのだろう、反り返るようにしながら腰も突き出す。
このソファの上で思いっきり行為におよびそのまま裸にむいてから
隣室のベッドにもつれ込もう、と思った。
だが、この「つもり」は簡単に崩れ去った。
いままで喘いでいた女が、突然こちらの手を押さえこんだのだ。
そして、立ちあがると、ベッドのある部屋にはいり扉を閉める。
これは興ざめだった。
なぜか、かけ上げる興奮に水をかけられたような気分だった。
欲望のはけ口が消失して手持ち無沙汰になったので
改めて室内を見渡すと、高価な絵画の間にたくさんの写真立てがあった。
その多くの写真には本当に驚いた。
彼女と親しげに並ぶ男。
時に街中で、時には緑を背景に彼女の肩をだくその男は
「日本に学べ」とうたいあげ「ロックイースト」を標榜するM国の元首だった。
一度会っただけで、友達と言いきる中国の習慣から
あの友人の一言を軽く聞き流していたのだが、どうやら本当だったようだ。
おまけに、この様子は「友達」の域を通りこして「女」だ。
いささか混乱しながら写真を見つめているとしきりの扉があいた。
着替えていた。
西洋風のドレスは天の羽衣のような薄絹のガウンに変わっている。
薄いピンクの布越しに裸体が透けて見える。
腰にまつわりついた下着も薄紫の薄絹だった。
ピンクと紫ごしに濃い目のヘアがのぞく。
だが、ここでも、嗜好の違いを痛感した。
こちらはたとえばマニッシュなワイシャツを素肌に羽織り、
極端に小さなTバックやスキャンティだけの姿に鋭く欲情する。
たとえ透けて見えていても、ズロースともいえるような
大きなパンティには感じないのだ。
着替える前までは、確かTバックではなくても
小ぶりなパンティだったのに…
それでも手を引かれてベッドルームに入る。
ベッドに腰かけて胸の間から手を差し込んで
乳房を揉みあげると口を突き出してキスをせがむ。
吸い上げると、どくりと唾液を流し込んできた。
口のまわりから顔全体にまで範囲を広げてべろべろと舐めあげると
深いため息をつき、こちらの手をとって再び陰部に誘ってくる。
緩めなパンティから指を入れておまんこをなでると
すでにぬるぬるとしていたヴァギナの周りが急速に洪水状態になる。
肌触りから判断すると、どうやらローションを塗りたくっていたようだ。
この強めの欲望だから、普段はこのローションを使って
オナニーをしまくっているのだろう。
案の定知っている中国語を総動員してオナニーをしてみろ、
とささやくと、うれしそうに薄絹を捲り上げ
パンティを自ら引きずりおろしておまんこをみせつけながらオナニーを始める。
衣装といい、腰の動かし方といい、まるでストリップだ。
「看」「看」
見て見てだろう。いい続けながら腰をグラインドさせているうちに
太ももに愛液をたらしながらアクメに達する。
その瞬間におまんこに吸い付くとさらにわめきながら硬直してしまう。
だが、ここでも習慣の壁。
愛液を噴出し続けるおまんこからは
伽羅のような「香」の香りが立ち上がるのだ。
陰部がにおわない分まだ良いのだが、まるでお線香。
これにも驚いた。
いままで抱いた女性はほとんどが無臭で、
かすかに石鹸やコロンの香りを漂えているのだったから。
やがて意識が戻ると愛撫を再開。
また興奮してきたのだろう。
薄絹をまくりあげパンティをずりおろすと
おまんこをさらしながらメス犬の形をとる。
再び腰をゆすって挿入を求める。
こちらは相次ぐ驚きと興ざめで、ともすれば白けそうになるのを
ムリに奮い立たせてぶすりと挿入した。
決して悪くはない感覚。
奥に奥に引きずり込もうとするうねり。
ペニスの先をぎゅっと締め付ける力の配分。
現状に目をつぶり、一点に集中すれば放つことができたろう。
だが、遠くの鏡に写った自分の姿を見たときに
せっかくのたかまりは急速に後退した。
ぶかぶかの下着を太ももにまつわらせた女の尻に
しがみついているこちらは、
パンツはもとよりズボンも脱ぎきらず
靴もはいたままで腰を前後に動かしているのだ。
なんという中途半端な、むしろ浅ましい形。
相次いで露呈される習慣のちがい。
加えて、当時、香港にも張り巡らされていたという
M国の保安組織についての記事が頭をよぎる。
コンドームはしていたものの放つことなく終わらせた。
というより放てなかった。
幸い、女の方は何度か高みに達していたからよかったものの
さもなくば「国辱」ものだったかもしれない。
どうにか場をとりつくろい、
わざと甘い長めのキスをして暗いアパートを後にする。
ほうほうの体と言ってもよかった。
何度か失敗はあるし、不発に終わった経験もあるが
このときの敗北感は格別だった。
その後しばらくは、尾行がないだろうかと本当におびえたものだった。
当然、こちらからの連絡はとらず、
誘いにも言を左右にして断り続けた。
再び訪れた香港の別の高級ホテルロビーで強い視線を感じて振り向くと
かなり離れたところに彼女が立ってこちらを見ていた。
幸い関連会社の美人社員と打ち合わせ中だったので
きっと誤解してくれたのだろう。
その後はいっさいの連絡はなくなった…
(この章おわり)
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