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デリバリー高校生π その3 恐怖!!心中願望お姉さん

2008年11月10日 02:16

デリバリー高校生π その3   恐怖!!心中願望お姉さん

そのお姉さん、一緒に飲んでいる時の印象は・・まぁ、実によく飲む人くらいだったのですが・・ベッドの上では、それはもう、異常なくらいに燃え上がりました。・・なんというか・・破滅的と云うか、なにか憑き物でもあるかのような・・お陰で、私の背中が傷だらけ・・いやはや・・。

「ねえ、もう少し、居てくれる?」
「・・いいですよ。別に予定ないし・・」
「じゃあ、泊まって行こうか・・」

まぁ、それでもいいかな・・とも思ったので、OKしました。

「もう少し、飲む?」

そう云いながら、お姉さんは、自分のバッグから、ハーフサイズのウィスキーボトルを取り出します。その時は内心、『ウィスキーなんか持ち歩いて変な女』と思っている程度でした。彼女は、チンケなホテルのグラスにウィスキーを注ぎ、私に渡します。ところが・・グラスの中の液体は、薄暗いホテルの室内でも、それと判るほど濁っていました。

「ねえ、これ、なんか濁ってない?」
「気のせいよ。」

いや、明らかに妙な濁りと微かに沈殿物があります。でも、大丈夫かな・・と思って口を付けてみました。あれ、妙に苦い味がする・・。

私は、当時の遊び友だちと、ふざけて睡眠薬ごっこの経験があります。・・このウィスキー睡眠薬入り?

「これ・・変だよ。」
「普通でしょ!」
「・・睡眠薬・・入ってない?」

お姉さんと私は、ベッドに裸で座っています。・・・暫しの沈黙の後・・彼女は、少しうつむいて上目使いでこう云いました。

「ねえ、π・・一緒に死んで・・」
「・・いやー、それはちょっと・・」
「ねえ、お願い!」

そう云うと、彼女は、ボトルをラッパ飲み・・です。ワーどうなるのー・・とか思っているうち、2度目のラッパ飲み・・そして、そのまま私はあびせ倒されてキス・・睡眠薬入りのウィスキーが口移しで私の方へやって来ました。私は、咳き込みながら・・・

「ちょっと、待ってよ!」
「待てない・・一緒に死んで!」

そう云うと、今度は、バッグの中から、果物ナイフ!・・おまえは、ドラエモンか!・・彼女は、自分の首元にナイフをつき当てています。危機一髪!!



さいわい、昔から私、結構、冷静な判断ができる子でした。

「わかりました。でも、ナイフは痛いから、やめましょうね。」

そういって、睡眠薬入りウィスキーをグビリと一口。「ね。」とか云いながら、彼女の横に座り、背中から腕に手をかけ、ホッペにチュウ。そのまま、彼女の顔を自分の方へ向けながら、腕を下ろしてゆっくりナイフを取り上げました。そのあと、ディープキスをして、体を抱き寄せると、お姉さんも、私に体を預けて、抱きついて来ました。そのあと、くんずほぐれつ・・。

私の計算は、こうです・・睡眠薬なんてものは、一ビン丸ごと飲まない限り致死量には達しない。・・だとすれば・・もう暫く、このまま、彼女をせめ続けると・・薬が効いて、おそらく、彼女も私も・・眠ってしまうだろう・・・んー、COOL!

案の定、私より早く、彼女はダウン。私は、今にもおちてしまいそうになるのを堪えて、ボトルとグラスのウィスキートイレに流し、ナイフを隠してから・・ゆっくりと眠りました。

そして朝・・フロントからのTELで、二人とも目が覚めました。彼女の第一声は・・

「あっ・・私・・またやっちゃった・・」

お姉さんは、心中上戸だそうで・・酔っ払って正体が無くなると、『一緒に死んで・・』とか云うらしいのです。・・人騒がせな!・・睡眠薬入りウィスキーナイフ、用意するなよ。(これは、ホテルの前に飲んで位た折り、バーを抜けて、購買して来たらしい・・お前!その時から酔っ払いかい!)その後、何べんも、ごめんなさい・・と云って謝りながら、どんどんと落ち込んで行くので、可哀想になり、その日も癒してあげる気持ちでおつき合いしました。・・・ただし、お酒抜きでね。・・・いやー、世の中には、困った人がいるものですよ。まったく!

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