- 名前
- コアラ
- 性別
- ♂
- 年齢
- 56歳
- 住所
- 埼玉
- 自己紹介
- 悔いないように。楽しいひと時を過ごそう。生きていてよかったと思えるような瞬間を増やそう。
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俺の24時間28
2008年04月29日 19:10
MC亜希のトークは続く。しかし、俺はなんとかこの二人、B国のテロリストレオノーラとチョムハを味方につけたかった。だが彼らの心はかたくなで、なかなか協力しようとはしない。それどころかわれわれの隙を狙っている。そんな中で俺は亜希との少々ばかげたトーク番組を続けなければならなかった。
亜希「こんな空の上でさあ、議論してても始まらないじゃない。なんか行動しようよ。」
コアラ「ここでの会話が行動なんだよ。これをネットで流す。人類の歴史が明らかになってゆく。人類の記憶が戻っていくんだ。」
亜希「それはいんだけどね。さっきからコアラの話がすすんでないじゃない。」
コアラ「そりゃまあそうだが。すすめよう。えとどこまでいったかな。」
亜希「あ~あ、わかんなくなっちゃった。また記憶喪失ジャン。」
コアラ「世界はもっとよくなれるってことと、そういう時代がかつて存在したってことを認識するのが大事だね。」
亜希「なんで歴史学者はみつけられないのかな。」
コアラ「そりゃあ、権威の壁があるからだろう。」
亜希「ノーベル賞級のあたまの良い人が集まってまちがっているってこと?」
コアラ「反論している人はノーベル賞とれないんだよ。」
亜希「なるほど。そうきたか」
コアラ「世界制覇をもくろむ結社はね、ダーウィン、マルクス、ニーチェを使うって計画書に載せているよ。」
亜希「そんな計画書あるの?」
コアラ「シオンの議定書だよ。」
亜希「それ、ダウンロードできる?」
コアラ「もちろんさ。」
コアラはすぐに文章をダウンロードした。
亜希「B国語に翻訳できるかしら。」
コアラ「ああ、このPCには翻訳ソフトが入っているからね。」
亜希「じゃあ。B国語に翻訳したものを、彼らにも見せてあげて。」
コアラ「ああ。」
レオノーラとチョムハはその文章を読んで眉をひそめた。
チョムハ「なんだこれはユダヤの陰謀か?」
コアラ「そうだ。」
チョムハ「別に目新しいものじゃない。アメリカがやっていることだろう。」
コアラ「ああ、ただそれは100年以上前に書かれたものだ。」
チョムハ「何?テレビのことが書いてあるではないか」
コアラ「そうだ。それにより思考能力を奪うということも書いてある。100年以上前に計画されていたのだ。」
レオノーラ「その文書は西側では信用されていないわ。」
コアラ「そうだ。だが、われわれの機関はこれを事実だと考えている。第二次大戦中、この文書を信用したのはヒトラーとわれわれ日本人くらいのものだ。」
レオノーラ「ユダヤ人虐殺の口実になったのね。」
コアラ「そうだ。」
チョムハ「偽造だろう。」
アミ「でもあなたは、そうではないと知っている。」
コアラが驚いた。
コアラ「何?」
アミ「貴方はアメリカでネオコンを調べていてほとんど同じような思想にぶつかっている。」
コアラ「知っていたのか?」
アミ「チョムハは、ユダヤとアメリカ、イスラエルの関係も相当深く調べていた。といっても実際にはマスコミには詳しい人間が山ほど居る。ただ表に出せないだけ。そうよね。」
アミはかまわずチョムハの心の動揺に入り込み、読み取る。
チョムハ「アメリカの考え方は右の頬を討たれしときは、左の頬を打ちぬけだ。これはキリスト教の考え方ではない。眼には眼を、歯に歯をというユダヤ教やハムラビ法典の考え方だ。アメリカはキリスト教国家ではない。間違いなくユダヤ的国家だ。右の頬に原爆を打ち込まれて左の頬を出したのは日本だ。」
コアラ「なぜそのような日本を狙う。」
チョムハ「日本はいまやアメリカの属国だ。しかも無防備だ。後ろにならずもののアメリカがいるとはいえ、ビキニで股を広げている女と替わらない。狙うなら股をめがけるだろう。」
亜希はどこからもってきたか赤い笛を首にぶらさげて笛をふいた。
「ピ~~~~~~」
「こらああそんな発言、放送できませんよ~」
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