バイトちゃん！　その12

それからというもの、何かある度に「バイトちゃん」は、
「浮気は駄目ですよ。」とか「電話して話したんですか？」とか言ってばかり。

まるで、「お嬢」の代理のように僕を監視している。
最後には、「お嬢」に直接電話して、「替わって話してください。」と言う始末。
「別に用事はないよ。」というのに、「早く電話に出ろ。」と促す。
だから、僕は「お嬢」に用は無いんだって！！
いつの間に電話番号を交換したのやら？

もう完全に勘違いモードまっしぐら。
人間って、思いこみが激しいよね？

でも、「バイトちゃん」の行動は、どこか不自然なんだな？
「お嬢」の味方をするようでいながら、どこかぎこちない。
奥歯に物が挟まった様なものの言い方をする。

この原因は、後になって解ったのだけど、その詳しい内容についてはまた後ほど。

当時の僕にとっては、まるで何かを隠すために「お嬢」に味方をしている。
つまり、カモフラージュのため。と言う気がしたんです。
何故そこまで他人のことに必死になるの？

詳しい内容はまた後日。

追伸

「お嬢」とは、それっきりでした。
僕は、山口の現場が終わったら会社を辞めたので、「お嬢」とはもう会うことがありませんでした。


まゆさん
確かに、まゆさんとは反対のタイプかもね？
まゆさんの周りにいないというのは、良かったのかもよ？

海衣さん
「あまのじゃくになる」気持ちは、解らなくもないです。
それが自分の好きな人なら我慢するけど、好きでもない人ならねぇ～。
そこまで我慢しないといけないの？ってなると思うんだけど。
女の子が素直になれないのは、男の器量の問題？