バイトちゃん！　その11

必死に「お嬢」の弁護をする「バイトちゃん」

どうも、彼女は大きな勘違いをしているようだ。
まず何よりも、「バイトちゃん」は僕と「お嬢」が付き合っていると勘違いしていることが大きな間違い。

だから、「もっと「お嬢」の気持ちを考えてあげないと」とか「もっと話し合った方が良いですよ。」とか、どう考えても付き合ってるという前提で話しているんです。
何でそこまで必死になるかね～？

「バイトちゃん」の話によると、「またやっちゃった」的な事に加え、「りゅうさんが私の事を好きみたいなんですけど。」な～んて事を言ってたらしい。
そこでまた僕の想像。

「お嬢」は自分が好きだという事は言わずに、僕が「お嬢」のことを好きだという事をアピールすることによって、「バイトちゃん」に勘違いをさせようと思ったんじゃないかな？
自分が好きだ。と言うより効果があるし、僕の態度は照れ隠しだと言ってしまえばつじつまが合うしで、「バイトちゃん」は鵜呑みにして信じてしまう。と言う寸法。
ってとこかな？

案の定、「バイトちゃん」は全く「お嬢」の話を信じ込んだ様子で、僕の説明を受け付けない。
これが「お嬢」の仕掛けた「ワナ」でした。
最後には、「素直になった方が良いですよ。」とか言う始末。
全く困ったモンだ・・・。（汗）

でも、「バイトちゃん」はこんなことを言っていた。
「「お嬢」もりゅうさんの事が嫌いじゃないみたいですよ。」と。
どういう事かというと、最後に「おじょう」がポロリと言ったみたいです。
「りゅうさんの事は嫌いじゃないんだけど、すぐ喧嘩しちゃう。」みたいな事を・・・。
だから、余計に「バイトちゃん」は肩入れするんです。

だから、まず「バイトちゃん」の頭の中の大前提が間違ってるの！
僕と「お嬢」は付き合ってないの！
こりゃ、「お嬢」に一本取られたな？

結局、この話は平行線で延々と続くのでした。
しかし、この影響は微妙に影を落としていくのでした。

続く。


まゆさん
「お嬢」はそういうタイプのようですね？
まゆさんの周りにもそういう娘は居る？

海衣さん
海衣さんも、好きになると冷たくしちゃうの？
それって照れ隠しなのかな？