ＳＭについて(８)

　由美と出会ってから、３５年の月日が過ぎ、ＳＭの経験もソフトからハードまでこなしてきた。(７)までは、俺のＳＭに惹かれていく過程を書いた。自然に由美というＭ嬢と会えたことが、俺の人生では大きかった。ＳＭに限らず誰と出会うかは、人生には大きいと思う。俺は、ＳＭに興味を持っていながら、誰にも言えずに悩んでいる女性、ＳＭを経験したいけれど恐怖心で避けている女性、Ｓの男って残酷な男か変質者と思っている女性に、知ってもらうために
書いている。
　信頼感を持てるＳが必ずいることを。
　真のＳは余裕を持って相手の気持ちを待てる。相手が信頼感を持てるようになるまでは、欲情を抑えて一切の調教をしない。

　また真のＳは、Ｓは『サービスのＳ』、Ｍは『満足のＭ』というような気持ちでいる。

　主様(御主人様)は、命令し服従させ全てをリードしていくけれど、その裏にある心は、Ｍ嬢からＭの感性を引き出すことを考えている。だから、Ｍに対する視線は厳しいけれど、それはＭを凝視しているから。Ｍだけを見つめ、考えているから。

　無駄な金をかけたくないので、俺は無料会員でいるけれど、この後のコメント欄に質問等を書いてくれれば、真剣に答える。
　
　Ｍの感性を持った女性には、とことん優しい男だから。