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暑いから彼の部屋に押し掛ける

2025年07月28日 00:03

暑いから彼の部屋に押し掛ける

ゲーム好きの彼を部屋から引きずりだしたいが 頑張れば頑張るほど アリ地獄にはまる
強引にいくと嫌がられるので 軽くちょっかいを掛けてみる

その日も彼の家に押しかけた時 部屋の中はゲーム機の青白い光だけだった 
カーテンすら開いていない 窓際に立った私は 外の真夏の陽射しを背に受けながら振り向いた

「ねぇ また引きこもり?♡」彼はコントローラーを持ったまま微かに笑う
「俺には太陽よりモニターの方が似合うんだよ」

近づいてソファに座ると 彼の肩に頭を預けた ゲーム画面を見ているふりをしながら 
指先で彼の腕に触れる 熱くて 少し汗ばんでいた

「このままだと腐っちゃうよ♡」と冗談めかして言った瞬間 彼の手が私の髪に触れた
その指が首筋へ滑り落ちていく感触に 思わず息を呑む

「俺を外に連れ出そうとするのは君だけだ」言葉と一緒に彼の唇が耳元に触れた
今までとは違う種類の接触に体が震える「でも・・・」彼が続ける声には珍しい躊躇いがあった

「今夜は違う場所に連れて行ってあげようかな」その夜の星空の下でのことは
きっと一生忘れないだろう 都会の灯りから遠く離れた丘の上で見た天の川は 
私たちが思っていた 何倍も綺麗だった

あなたに素敵な時間が訪れますように

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