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名勝負だったな。日本オープンでの今平周吾と木下陵介

2024年10月14日 13:34

昨日の男子ゴルフ日本オープン最終日は、17番と18番に劇的なドラマが待っていた。
17番210ヤードのパー3で木下バンカーから直接チップインでバーディーを奪い
3アンダーとして今平と並んだ。
あのバンカーから直接入れるなんて実に難しいのですよ。カップまで下りですからグリーン直前に落とす
とかありません。そうしないとボールは軽くカップ通り越してどこまで行くか分からない状況でした。
木下ボールを少し浮かせてうまくスピードを殺しながら、そしてカップに直接インですよ。
木下ガッツポーズが何回も・・。
これにはしびれました。正にミラクルショットです。観客の歓声も凄かったですよ~。
その歓声を聞いた今平は追いつかれたと悟っただろう。
今平は18番ホールは20mも離れでいるバーディパット。途中に尾根がある難しいパットです。
普通にまあ入らないですよ。そしてプレーオフだろうと誰もが考えていたはずです。
それがするするとホールに向かって行き、入ってしまったではないか。
ギャラリーの大歓声、同時に珍しく今平の顔が吠えたではないか。
自分も今平をずっと見て来ましたが、ああいう顔の表情は見た事が無い。
奴はいつもクールで表情を変えないのですが、こういう場面ではああいう表情がやはり出ますよ。
そして1打リードされた木下の表情は「えっ、うそー」的な表情をしていた。
18番ホール、第2打は左に行ってボールグリーンバンカーの境目辺りで停まる。
ここで勝負ありとなった。足元が不安定で十分にパットが打てませんからね~。
そしてもう一人稲森もすごかった。ショットが曲がらない男の本領を発揮していましたが
17番でバーディを逃して万事休すとなった。
今回の日本オープンは終盤の2つのミラクルで大いに盛り上がりましたよ。
男子ゴルフもこのような場面がどんどん出てくれば、面白くなります。
終盤の難関ホールの連続には、男子プロでないとパーは取れないと思いましたね。
そこに女子プロゴルフにはないパワーと技術の結晶が見て取れます。

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