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「パレード」レビュー☆

2024年03月01日 01:13

「パレード」レビュー☆

長澤まさみ主演他。ここは、想いを残した者たちが集う場所―瓦礫が打ち上げられた海辺で目を覚ました美奈子長澤まさみ)。離ればなれになったひとり息子の良を捜す彼女は、道中でアキラ坂口健太郎)という青年や元ヤクザの勝利(横浜流星)、元映画プロデューサーのマイケル(リリー・フランキー)らと出会い、やがて自分がすでに亡くなっていること、未練を残して世を去ったため、まだ“その先”に行くことができずにいることを知る。そしてアキラたちもまた、さまざまな理由でこの世界にとどまっていた。現実を受け止めきれない美奈子だったが、月に一度死者たちが集い、それぞれの会いたかった人を捜すパレードに参加したことをきっかけに、少しずつ心が変化していく。それぞれの秘密と哀しみが癒されたとき、一筋の希望が生まれる―。「新聞記者」「余命10年」の藤井道人監督が長澤まさみを主演に迎え、この世から旅立った人々から残された人々への思いをテーマに描いたヒューマンドラマ

10/10点!!主要キャストだけでなく脇役まで超豪華キャストが勢揃いしたのは、監督や制作陣の人脈だろうか?その豪華キャストを生かしきった完成度の高い作品だった。月並みの言葉になるが、優しくて温かい魂の鎮魂歌長澤まさみは浮き沈みの激しい時期も長かったが、昨年のドラマ「エルピス」辺りから、また演技力と美貌に磨きがかかり、それが本作にも上手く反映されている。廃墟となった遊園地を生き返らせて撮影しているのも良い。神道が普及している日本は八百万の神々の国だから、亡くなった人が神様になる前に傍で見守っているということもあり得ると思う。大切な人を亡くした人々がいわゆる“夢枕”をきっかけに立ち直り始めるのも、こういうことなのだろう。後悔を受け入れるには膨大な時間が必要だから“歩いて探す”という行動はとても有効だ。ただ、悔やんで動かずにいるより、行動した方が何事も消化されやすい。彼らを観ていて、今、生きるのが苦しいという人は、人生を諦めきれない人だということだから、それで亡くなったらもっと苦しくて諦められないのではないかなと気付かされた。生きている時間は短い。今日、明日終わることだってある。自分も、大切な人も。だから伝えなければ、動かなければと思ってはいても、辛くて動けなくなってしまうこともある。そんな私に活を入れるように、やり尽くしたと言えるよう、精一杯生きなければと、あらためて立ち上がる力をくれる作品だった。野田洋次郎の「なみしぐさ」も書き下ろし曲なのでストレートに刺さる。エンドロールの映像も相まって、何度もリピしてしまった。やはり、オリジナル脚本はいいな。どのように話が転がるのか知らないまま観れるから最後までワクワクするし、泣かせてくれる。2024年劇場未公開・NETFLIX配信作品。

このデジログへのコメント

  • はらぺこ 2024年03月02日 00:22

    絶対観たいです(*´▽`)

  • ユリ 2024年03月03日 18:54

    > はらぺこさん
    はらぺこさんは絶対号泣すると思うw ぜひ(^^)

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