- 名前
- ユリ
- 性別
- ♀
- 年齢
- 42歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 見た目細身の天然ってよくいわれます。でもけっこうしっかりしてます。自分的に。映画と読...
JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。
「ロ・ギワン」レビュー☆
2024年03月03日 18:50
ソン・ジュンギ主演他。北朝鮮を脱北し、ベルギーに到着したものの、すぐに難民申請を受けることができず苦しい生活を送るロ・ギワン(ソン・ジュンギ)。見知らぬ異国で名前も国籍も証明する術を持たず絶望する彼が出会ったのは、すべての希望を失った女性マリ(チェ・ソンウン)だった。二人は徐々に惹かれ合っていくが、ロ・ギワンの心には変わらず絶望が巣くっていた。「こんな僕でも幸せになる資格があるだろうか」―脱北者の青年の姿をリアルに描いたヒューマン・ラブストーリー。
4/10点!!脱北ものは綿密な取材の上で描かれている作品が多いので「事実は小説より奇なり」なスリリングな展開が多く面白いものが多いのですが、本作は「人が人として生きる」リアルを優先しているので、韓国エンタメにありがちなド派手な追走激は少なめです。とは言え脱北ものなので辛いシーンもありますが、全体的に「82年生まれ、キム・ジヨン」みたいな穏やかな感じ。ギワンと出会う前のマリの人生が殆ど描かれていないので「幼少期に脱北し射撃のベルギー代表選手になったけど、何らかの事情で辞めて今はマフィアに借金があるけど、親は裕福」という謎キャラクターになってしまっています。そのせいで彼女の人生の切実さが伝わってこず、父親の話も聞かず、自滅している短絡的なキャラクターにも見えてしまっているのが残念。しかし、チェ・ソンウンは「スタートアップ」の時と比べて随分顔が変わったなぁと。パク・シネにそっくりになっていて、韓国メイクだと皆同じに見えちゃう(>_<) あと、なぜギワンの母がなぜベルギーを選んだのかも最後まで明かされていない。ギワンはベルギーに来てから出会った人々にトントン拍子に助けられ、ラッキーだったと思いますが、根本は明かされずにそのままふわっとラブストーリーに着地しちゃった感じです。「人が再び生きる気力を取り戻すのは自分の為ではなく大切な人の為、愛は人生において重要」ってことは伝わりますけど・・・。中国からの入国でもベルギーの難民認定事情は手に入らないまま入国せざるを得ないのかな?それでもヨーロッパの中では認められやすい国とされているから、「何とかなるだろう」と思って行っちゃうのかな。ギワンが「え!?どうやって生きればいいんですか?」って赤ちゃんみたいな顔で驚いてるから知らなかったんだろうと推測するけど・・・。なんか色々と細部が甘いせいで折角の設定が生かされていない残念な作品です。2024年劇場未公開・NETFLIX公開作品。
このデジログへのコメント
コメントを書く