- 名前
- ユリ
- 性別
- ♀
- 年齢
- 42歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 見た目細身の天然ってよくいわれます。でもけっこうしっかりしてます。自分的に。映画と読...
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「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」レビュー☆
2019年03月10日 01:13
大切な人を失った悲しみ―誰にでもいつか必ず訪れるそのことに、火とはあまりにも無防備だ。覚悟して別れでも受け入れがたいのに、ましてそれが突然で理不尽な別離だとしたら―。オスカー(トーマス・ホーン)と父は、親子であると同時に親友だった。父は少しばかり繊細で生きることに不器用なオスカーを、その個性を壊さずに導いてくれる頼もしい師でもあった。そんな二人を優しく見守る母。ところが―9.11が最愛の父を奪ってしまう。オスカーは父が遺した一本の鍵に、最後のメッセージが込められていると信じ、鍵穴を探す旅に出る。鍵の入っていた封筒に書かれた文字に従い、ニューヨーク中の“ブラック氏”を訪ね歩くオスカー。やがて謎の老人が同行者となり、いつしかオスカーの辿った軌跡は、人と人を繋ぐ大きく温かい輪になっていく。ついにオスカーは、鍵の真実とめぐり会うのだが―。トム・ハンクス×サンドラ・ブロック初共演。ある日突然、愛する人を失った少年。彼の喪失と再生の物語が、いま日本に希望を届ける―。
10/10点!!オスカーの天才ぶりが凄すぎて最初の探査が何やってるのか解かりにく過ぎてそこで脱落しかけたけど、それを差し引いても、とても悲しくてなんて素晴らしい映画!!です(^^)思ってもみない方向に転がる展開に、予想外の鍵の答えと予想外に得たものの温かさと悲しさの衝撃に涙が止まらなかったです。オスカーパパの「Are you there?」も「わかってるからな。大丈夫だ。」に聞こえたし、オスカーママもオスカーにあんな辛いことを言われながらも、辛い状況下でオスカーを理解しようと努力し、テロの後で死ぬほど心配だっただろうにグッと耐えて奔走する大きな愛にもう涙が溢れ過ぎて胸が苦しいです。オスカーの抱えていた秘密も一人で抱えるには大きすぎたし、テロの後、ああやってビルから落ちてくる人を拡大して、大切な人ではないのか?と探した人もたくさんいたんだろうなと思うと辛過ぎて。オスカーが地下鉄に乗れなかったのも、色々な音や動きが怖いのも、橋を渡れないのも、全部、私だってそうなる絶対。実際、日本でテロがあると噂があった時、地下鉄の通学ルートを遠回りして地上で通ったくらいビビリですし。でも、旅の中でオスカー自身も気付かないうちにどんどんそれらのことが出来るようになっていて、その成長にも涙。こんなに急速に成長しなければいけない状況に。でも、さすがにあの年齢で地下鉄に一人は危ないです(>_<)鍵の持ち主が感じた張り紙の絶望とかもリアルで、きっと皆そうだったんだろうなって。どんな群像劇より登場人物たちの何気ない行動や思い出に心震えました。9.11の時に生きていない世代にはよくわからない作品かも知れないけど、リアルタイムで少しでも知っている人なら、絶対に響くので観ていただきたいです。2012年公開。
このデジログへのコメント
> はるさめ~さん
お母さん泣けますよね。私もオスカーがダメなことの半分くらいダメです。聴覚過敏ではないですが。トラウマを抱えると過敏じゃなくてもあんな感じになる気がします。
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