- 名前
- イチゴちゃん
- 性別
- ♀
- 年齢
- 42歳
- 住所
- 茨城
- 自己紹介
- 毎日元気に働いてます ゆっくりだけど、はっきり喋ります^^ 嫌がらせを受けていたの...
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最上の晩餐会
2018年09月27日 08:19
イブニングドレスをボスに買ってもらって
娘もリリーもおめかしして
バーレーンの晩餐会に、参加してきました
で、この催しにはおじいちゃんもお呼ばれしていたようで
最初は「面倒だから、行かない」と言ってたようですが
私たちが行くとわかり、急遽参加することに
晩餐会や、格式高いパーティーって
少々遅刻していくのがマナーって、ご存知でした?
私は今回、おじいちゃんに初めて教えてもらって
「早く始めろ、と催促する意味になってしまうから、遅刻するのが常識なんだよ」
へぇ~
勉強になります
で、みんなおじいちゃんの車で送ってもらい
いざ、会場へ
車が入口に横付け、とかではなく
入口近くで降車するのが一般的だそう
入口で招待状を見せ、シッカリした紙に印刷されたプログラムを貰い
案内されるがまま、中へ
立食形式の会場には、既にお料理がたくさん並び
どれも華やかで美味しそう
・・・な料理を横目に、さらに部屋は奥へ
会場、出ちゃうよ?
と思いながら、案内する人に付いていくと
・・・
・・・・・・
長いテーブルに、綺麗に並んだ什器
そうです
私の席は、立食のほうではなく
着席して懇談する、超格式高い方
し、死んだぁ~~~~~
ナイフとフォークもおぼつかないっていうのに
こんなにナイフもフォークもスプーンも並べられて
私はどうすりゃいいんだよ
いや、外側から使うってのくらいは、私程度でも知ってるよ
そうじゃなく、血筋的に冷静になって考えてみよう
おじいちゃんの席、けっこう遠いから助けてもらえないし
・・・
ん?
おそらく、あそこのど真ん中が王族のお偉いさんの席で、横がお妃さまとかで
その横に側近やら子どもやら座るとして
・・・
・・・・・・
私の目の前、王族さんの席っぽいぞ
いやいやいやいや、落ち着けよ
私は空港で知り合った、ただの女だよ
ここ、超お偉いさんの座る席じゃないの
数分後
私に招待状を下さった、○○さんが正面に座り
(やっぱりこの人、王族だった~~~)
という驚きと
(やっぱりここの席、本当なら偉い人が座る席だったぁぁぁぁぁぁぁぁ)
という驚きが交差し、少々パニック
ちなみに、横並びの端っことかには
この国の重鎮な政治家さんが座ってたりしてます
(さすがの私も、テレビで観たことがある議員さんくらいはわかります)
ですが、さすがバーレーンの王族と言うべきなのか
王族の○○さん、ただ単に美味しいものを振る舞いたかっただけのようです
全員のグラスにワインが注がれ、乾杯のような言葉が○○さんから出て
(アラビア語はさっぱりわかりません)
その後は、終始にこやか
「出席してくれてありがとう」から始まり
「あなたは今、どんなことを学んでいますか?」と娘に話しかけたり
「今日のドレスは素敵ですね」と褒めていただいたり
紳士はどこまでいっても、紳士のまま
で、恐る恐る
私「何故、私の席があなたの目の前なのですか?私は社会的地位が高いわけではないですよ?」
と尋ねてみると
○○さん「あなたは私にアメをくれました。アラビアで使うことわざがあります。
"善い行いは、その行為こそが褒美である"。あなたは私に車やお金を期待しましたか?」
私「いいえ、あなたがにこやかだったから、話すためにアメを差し上げただけです」
○○さん「あなたは私に、何のひとつも欲しいと言わなかった。しかしながらあなたは、私と語らい
私にアメを渡し、私の側近の愚行を許してくれました。
では、次が私の番であるということです。
あなたと美味しい料理を、あなたの大切な人と食べたいと私は思いました。
だから、ここはあなたの席ですね。」
(難しい言い回しが多かったので、会話のときに娘に横で翻訳してもらってます。)
ア、アメ1つが
晩餐会の主賓席になった
でも、こういった催しに参加することができて
非常に光栄に思ってます
おじいちゃんのところでのパーティーよりも、2,3段上位に位置するパーティーだそうで
ロイヤルファミリーや皇族でないと、この規模のパーティーには出られないそうなので
ありがたく、そして嬉しく
心より楽しく参加することができました
正直、ボスを除く私たち3人娘(私も娘としてカウントしてください)は
テーブルマナーも、少々苦手
ですが、ナイフを落としたリリーにも嫌な顔をせず
空とはいえ、グラスを倒した娘にもにこやかに接してくださり
マナーとは何なのか、を
少しだけ理解できた気がします
食後は立食のほうの会場に移動して
○○さんと、ずっと私達はおしゃべり
政治家さんも多数いらしてたのですが
”興味がないから、別に話したいと思わない”
”あなたたちと話したいから、他は気にしません”
と、宴も酣となるまで私たちとおしゃべりに徹してくださった○○さんは
翌日、再びバーレーンに戻るとおっしゃってました
○○さん「友達に、私たちの性別や地位は無関係です。あなたは私とお友達になってくれますか?」
と、私史上初
王族のお友達ができちゃいました
36年の人生で
一番、ありえない地位のお友達
プライベートのメールアドレスと、電話番号を教えていただき
さっそくスマホに登録
電話を落としたら、一大事だな
しっかり登録された画面には
(○○さん バーレーンの紳士)
と、国や性別や階級を越えた友情が、しっかり刻み込まれたのでした
このデジログへのコメント
おはようございます。
縁は異なもの味なもの。
わらしび長者みたいですね。
わっわらしべ長者だ。。。
凄い!!
現代版シンデレラ物語
映画観てるみたい、、^_^
自転車で通勤中に出会った人に元気な挨拶するイチゴちゃんは、どこの国に行っても純粋で変わらない。
ほおーっ、
見習わなきゃ^_^
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