- 名前
- イチゴちゃん
- 性別
- ♀
- 年齢
- 42歳
- 住所
- 茨城
- 自己紹介
- 毎日元気に働いてます ゆっくりだけど、はっきり喋ります^^ 嫌がらせを受けていたの...
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磨く!
2018年09月12日 15:25
とりあえず私が雇いましたリリー
服はバッチリ揃えました。
ですが、足りないものは山ほどあります。
それは、徐々に自分で揃えてもらうしかありません。
なので、どうしても必要なものだけ
助けてあげねば!
朝からカバンを持たせ、私の言った書類を確認させ
行き先も調べさせ
(私は何度も足を運んでる官公庁なので、場所はしっかりわかってます)
お仕事開始!!
私「今日はどんどん申請を済ませていくからね」
リリー「はい、ボス」
で、行く先々では受付の係員と長話。
うちの事務所の人は、大抵サッパリしてるので
書類を提出したら、はいサヨナラ!って感じで帰っちゃうんですよ。
そんなの勿体無い、仲良くなって損はない!と考えるのが私の長所(自分で言っちゃいます)
仲良くなると、優先的に処理してもらえたり
外部の人が入っちゃいけないゾーンに易々と入り込めたり
係員とティーブレイクしながら、書類の処理の状況を聞かせてもらったりと
いいこと尽くめなんですよ。
なので、同僚が提出して5日かかる認証も
私が提出すると、1日で出来上がるなんてザラなのです。
それがあるので、官公庁への出向きはほぼ私の専売特許状態。
事務処理が早い=顧客が喜ぶ=報酬に上乗せがある
なんですよ。
色んな係員がいますし、新人係員やら移動してきた係員やらいますけど
鬱陶しく思われるのは、最初のうちだけ。
しつこく、何度も「Hello! I'm Ichigo, How are you?」ってすれば
それでいいんです。
多少のセクハラ発言やら、人種差別的な扱いなんて
適当にあしらっておけば、いいんですよ。
どうせ、そんなの
私と顔見知りの係員が出てきて
私の代わりに、その人を叱ってくれるんですから。
で、こっちは余裕を見せて
私「I don't care!」(気にしてないわ)なんて言っておけば
はい!私は人間ができてるのよ~だから怒ったりしないのよ~
ってアピールできるじゃないですか。
それを、リリーにも学ばせたいのですよ。
はっきり言って、こちらでは「いかに気に入られてるか」で仕事のスピードが決まったりします。
日本みたいに「先に提出した」から、「先に処理される」なんて、稀です。
書類をチェックする人間に気に入られれば
チェック係員「イチゴ、ここは間違ってるよ。綴りが違うよ。でも僕が今気づいたから、代わりに直しておいてあげるね」
と、助けてもらったことも幾度となくありますし
書類を決裁する立場の人間に気に入られれば
「○○の申請はイチゴが提出したのか?それを早く言いなさい。今日は妻と食事に行く約束だから
明日の朝10時までに完了して直接手渡すよ。受付のリチャードに言っておくから、私のオフィス(個室)に取りにおいで」
なんてことだって、毎度あります。
「贔屓じゃんか」なんて言葉もよく聞きますけど
実際、日本以外の国で贔屓なんてのは「普通」です。
中国系イギリス人の係員は、「イチゴと僕はルーツが同じアジアだから」って理由で私に贔屓してくれますし
ちょっと内気なヤードの警官は「僕に積極的に話しかけてくれる、初めての女性だから」って理由で
私が出す書類は最優先で上にあげてくれるし
ホームオフィス(内務省と言えばわかりますかね?ここに移民局があるんです)のスタッフだって
「イチゴは私たちを急かさないし、美味しいビスケットの賄賂(彼女たちなりのジョークの表現)だって持ってきてくれるし
いつだって笑顔で下手くそな英語(自覚してます)で自信満々に話しかけてくるから大好きよ、あなたの申請は先に処理してあげる。」
なんて言って、露骨なエコ贔屓するんですよ。
「平等に処理しろ!」なんて言ったって、そんなの無意味なんですよ。
労働者にも人権があって、ご飯も食べるしトイレにも行く。
同じように好き嫌いがあって当然だろう?っていうのがイギリスを含めたヨーロッパ圏の多くの人の意見。
「順番に処理します」っていうのは、あくまでも「理想」で「一般論」
もっと言ってしまえば、商店街で店主と顔なじみになるのと同じ感覚なんですよ。
おまけを貰えたり、「他の客に内緒だよ」といって安くしてもらえたりするでしょ?
それを、どこでもするのが普通なんですよ。
郷に入りては郷に従えとは、よく言ったもんで
日本でだって、キチンと行列に並んで
たどたどしいけど、日本語で「ラーメンとギョウザ、クダサイ」って外国人が笑顔で毎度注文してくれたら
そのラーメン店の店主さんは、だんだんその外国人を気に入るでしょ?
同じことなんですよ。
娘はそこらへん、なかなか上手というか世渡りが上手いので
心配したりしないんですよ。
でも、リリーの前の仕事は「倉庫みたいなところで閉じこもって、商品を仕分けたり検査する仕事」ですから
あまり人と接することに慣れてない。
かつ、リリー本人曰く「人と仲良くすることが苦手」で「お友達がいない」って言うんですもん。
じゃあ、私が鍛えてやるからな!と思うわけですよ。
なので、もしイギリスに来て働こうと思ってるのならば
超エコ贔屓、超差別主義が当たり前な部分が多い(全てではない)と思いながら来ると
ギャップの違いに悩まずに済むと思いますよ。
このデジログへのコメント
流石です!
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