- 名前
- ユリ
- 性別
- ♀
- 年齢
- 42歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 見た目細身の天然ってよくいわれます。でもけっこうしっかりしてます。自分的に。映画と読...
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「プラネタリウム」レビュー☆
2017年10月06日 21:25
ナタリー・ポートマン、リリー=ローズ・デップ主演他。見えない世界を見せてあげる―1930年代。アメリカ人スピリチュアリストのローラ(ナタリー・ポートマン)とケイト(リリー=ローズ・デップ)のバーロウ姉妹は、憧れのパリへと向かう。聡明な姉ローラはショーを仕切る野心家で、純粋な妹ケイトは自分の世界に閉じこもりがちな少女。死者を呼び寄せる降霊術ショーを披露し、話題の美人姉妹として活躍し金を稼いでいた。そんな二人の才能に魅せられたやり手の映画プロデューサーのコルベン(エマニュエル・サランジェ)は、世界初の映画を撮影しようと姉妹と契約する。人の心を狂わすこの姉妹は、高名なスピリチュアリストなのか?それとも世紀の詐欺師なのか?姉妹の運命が狂い出す。
5/10点!!ウディ・アレンの「マジック・イン・ムーンライト」でも南仏で降霊術をしてましたね。見えないものを見たいと思うのって、お金も時間も余裕のある人たちの娯楽のように感じました。映画もです。だから、戦争が始まると真実であろうがなかろうが、そんな事を信じる余裕がなくなる。あくせく生活に追われている人たちは信じるかどうか精査する時間すらないのだと。ローラもコルベンも弱い自分を騙し、暗闇を突き進む人物なので、作品全体は強烈なウイスキーのように熱いのに、揺らぎが凄く暗沌としている不思議な魅力が漂っていました。ケイトは放射能のせいで亡くなったのでしょうか?コルベンはそれを解ってたのかな?謎だらけの作品です(-""-;)ローラは野心家なのに、自分が何をするべきなのかを直感で選んでいく女性なので、彼女やストーリーがどこへ向かおうとしているのかわからず、終始戸惑いの中、観ていました。ケイトもローズに止められていながらも降霊術を使ったということは、彼女の中の真実を証明したかったのかな。触れられていないけれど、二人は身寄りがなく苦労してきたから、困らないだけのお金を貯めて、故郷に戻りたかっただけなのかも知れないと思いました。雲を掴むように多くを望んだ結果、一番大切なものを失ってしまったという苦い物語でした。2017年公開。
このデジログへのコメント
面白そうだけど、、ストーリー展開が難しい
のかな?(^^;
> はらぺこさん
うーん、登場人物たちが迷い人なので、ストーリーも不安定な感じなんです。フランスっぽいといえばフランスっぽ過ぎる映画なのですが。なのでそういうのが好きな方は好きだと思います。
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