ランキングはあくまで参考にしかならない

DVDで『スーパーガール』
大変面白く観やした
先に地球に向かった
幼い従弟を護るべく
地球に送られた少女
だが成長した従弟は
既にヒーローであった！




ランキングは調査目的でないのなら、わざわざは見ない。


自分にとって味わい深いと思った本や映画が、ランキング入りしているのであれば、それは嬉しい。


その程度――


売れていても「眉唾モノ」ってこともあるしねー (;´д｀)




不思議な本もある。


アニメや特撮ヒーロー物を科学的に検証――って、本を手にした時のこと。


着眼点は面白い。
興味津々で読み進めると、果して内容は、デタラメの固まりのオンパレード。


著者は塾の講師だそうで、物理の知識こそ豊富なようだが、先ずは突飛な結果ありきで、素材のアニメや特撮をそれに無理矢理当て嵌めている。


私は中卒。物理・科学はカラッキシだが、そもそもはアニメータ。『マジンガーZ』や『ウルトラマン』は、私の守備範囲だ。


「マジンガーZが走ると兜甲児はミンチ！」という記述、目が点になっちった。マジンガーZの走り、アニメとして作画上あり得ない。


「実際に人が走った時も同じだが、歩くよりも上下動が大きくなる！」


↑ ？ ？ ？


――逆なんだなあ。
スキップを別にすれば、歩きの上下動よりも走りの上下動の方が小さくなる。せめてTVアニメの動画ではそう描かないと、使っては貰えない。


この程度の観察眼で、よく科学と云えたもんだ。あ、だから塾の講師なのか(笑)


――とか、思っていたらば、これがバカ売れ (￣□￣;)!! ギョエ～～！


次から次へと続編が出版され、TVでは科学的検証の第一人者と紹介されたりしたりして………。


何か物があって容れ物を用意するのではなく、先に容れ物を作って、後から中身を押し込む。当然だが、ちゃんとは中身が入らない。


そんな口先三寸の嘘八百手八丁で通用してしまうこともある訳で、少なくとも私は、功を求めて舌をだすより、同業者に舌を巻かれる実を得たいと思う。