優気

おはよう(^∇^)
『ロストワールド』に
ニンマリスピルバーグ
の恐竜愛がミッチリ
詰まった逸品♪







優しくするって、勇気が要る？

拒絶されたら……………

ね？



――見せる優しさ

――示す優しさ



でも、滲む優しさってのもある。


















クソジジイがいてね、クソジジイ(*^O^*)
奥さんがシワクチャの現役看護婦サン♪



この二人がまた、お人好しを絵に描いて額に入れて床の間に飾ったような、面倒見のよゐお節介焼き。

口煩いんだけどね(笑)



で、好くして貰えば、なつくことになる訳です、ロクデナシの臍曲がりの私であっても。


ダミ声で喧しいんだわ、これが。

でも、滲んでんだよね、優しさが。実際、お二人を慕う人は多かった。


















で、クソジジイが入院した。

末期癌だった。














私には、何もできない。

替わってあげたくても、できない。

私は医者でもないし、痛みを取り除く魔法も知らない。







それは、皆も同じだった。


クソジジイは管に繋がれ、寝たきりの状態。その傍らにはシワクチャバアチャン。


――ちょっと、ちょっとだけどね、侘しい………。





で、「葉書を出そうか」ってことになった。


土日は見舞い客もあるだろうし、じゃあ平日に毎日誰かから葉書が届いたら楽しくないか？

5人で書けば、1週間に1人1葉。

これなら書く方の負担も減るし、何より毎日じゃ書く内容も尽きてしまう。

無理しても、長続きはしないしね。


で、5人（つまり、あと4人）集めようと声を掛けてみたら、嬉しい誤算。いっぱい集まってしまったぞ(笑)

お陰でローテーション組む始末ヽ(^○^)ノ

決まった曜日ではなくなったから忘れないようにしないと、だ。




書くことって、

「早くよくなって下さい」

「元気な姿を待ちわびてます」

――って訳には、いかない。何しろ相手は末期癌だ。


毎回、某かの趣向を凝らしていたが、何通目だったか、木板の葉書を出した。これは、受けた♪





結局、容態が悪化して危篤になるまで、皆の葉書は毎日届いた。


クソジジイなのに、口は悪かったが、その優しさは滴りおちるほど滲みでていた。


だから、その甘露の味を知る周りの人たちは、葉書作戦に参戦した。




滲みでた優しさが周りの人にと、ゆっくりと染みてゆく。