- 名前
- ユリ
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- 年齢
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- 見た目細身の天然ってよくいわれます。でもけっこうしっかりしてます。自分的に。映画と読...
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「天空の蜂」レビュー☆
2015年08月08日 20:27
本木雅弘、江口洋介主演他。1995年8月8日。最新鋭の超巨大ヘリコプター《ビッグB》が、突然動き出し、子供を一人乗せたまま、福井県にある原子力発電所「新陽」の真上に静止した。遠隔操作によるハイジャックという驚愕の手口を使った犯人は<天空の蜂>と名乗り、“全国すべての原発の廃止”を要求。従わなければ、大量の爆発物を搭載したヘリを原子炉に墜落させると宣言する。《ビッグB》を開発したヘリ設計士・湯原(江口洋介)と、原子力発電所の設計士・三島(本木雅弘)は、日本消滅の危機を止めるべく奔走するが、政府は原発廃止を回避しようとする。その時、捜査の手は意外な人物に辿りついていく―。事件の裏に隠された驚愕の犯行目的と、隠蔽された真実とは―。大切なものを守り抜くために、命を懸けたカウントダウンが始まる。
4/10点!!東野さんの20年前の作品なんですよね。これを、今、公開するからこそ、私たちに響くというのは、何とも皮肉ですね。物語は、映像化が難しいのも納得な、奇想天外、サーカスの曲芸の様な計画の、奇跡・奇跡の連続で、確かに、めちゃくちゃハラハラドキドキはしましたけど、これは有り得ないだろう、いやいや無理だろうと、同時に突っ込んでしまう感じでもありました(^_^;)タカヒロくんが勇気有り過ぎだし、自衛隊員(永瀬匠)が賭けに出過ぎだし、いやいや、リモコンって!など、突っ込みまくりでした。仲間由紀恵の過去も全然描かれてないですし。人間が、こんなに荒唐無稽に飛び回らなければならない程、原発に守る価値はあるのか?というメッセージなのだとしたら、少しは伝わりましたけど、突飛が悪目立ち過ぎです(>_<) でも、タカヒロくん救出のシーンは、劇場一体となって、皆泣いてました。私も、タカヒロくんの怖さと勇気を考えたら、涙が出そうになりました。しかし、ここがある意味ハイライトになってしまっていて、その後は、どうしても失速気味でした。「見たくないものは見ない。」というのは、誰しも必ずある感情だと思うので、その見たくないものを見なかったせいで・・・という日本の現在(今) 、これからについて、ちゃんと考えなきゃという気持ちにはなりました。綾野剛は、本当にこういうぶちギレた役が上手いですね。執念が、伝わってきました。もう少し現実味のあるストーリーだったら、もっと怖かったし、響いたかな。大風呂敷広げ過ぎで、個性的なキャラクターたちを描き切れていないのと、本の世界から脱却出来ていないのが、残念でした。2015年公開。
このデジログへのコメント
原作は、東野作品の中でも好きな小説なんですけどねぇ。。
> Hiro7100さん
私も東野さんの「トキオ」とか「パラレルワールド・ラブストーリー」とか勢いがあって好きですが、映像化したらおかしなことになると思います。そんな感じ?
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