- 名前
- ユリ
- 性別
- ♀
- 年齢
- 42歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 見た目細身の天然ってよくいわれます。でもけっこうしっかりしてます。自分的に。映画と読...
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「私の男」レビュー☆
2014年06月17日 23:30
浅野忠信、二階堂ふみ主演他。冬のオホーツク海、純白の流氷の上で起きた殺人事件。暗い北の海から逃げるように出ていく父(浅野忠信)と娘(二階堂ふみ)は、互いに深い喪失と、ふたりだけの濃厚な秘密を抱えていた・・・。桜庭一樹の直木賞受賞作、ついに禁断の映画化!
10/10点!!原作大好きです。もう凄い。全部が凄い良かったです(*^¬^*) 今年一番かも(笑)俳優さんたちが、皆が皆、匂い立つ演技をしていて、そのトップバッターの小町さんから、一気に世界観に引きずり込まれました(*^¬^*) 河井青葉さん、潔癖なのにエロくて良いです。花と淳吾の関係は、自分を救い出してくれた人で、初恋の相手で、共犯者で、父娘で・・・これに敵う関係はあるはず無くて、その中で、もがく二人を観るのは、ザワザワして胸がぎゅうってなって。また、主演の二人が、これ迄に観たことないくらいの当たり役です。二人のちょっとした表情が、もの凄く花と淳吾なんです。浅野さんの「んん?」という声の甘いこと!色っぽいこと!o(*>▽<*)o 全部を差し出して、絡めとる淳吾の危ない魅力を、何倍にも増幅させていました(//>_<//) ふみちゃんは、十代の危うげな、絶対という感情と、二十代の社会を知ってからの淳吾に対する感情と、女という生き物の成長を、荒削りだけれど、見事に体現していたと思います。原作では、割りとミステリアスな雰囲気の淳吾の、恐怖や嫉妬といった人間臭い部分を、描いていたのも良かったです。時間軸を、原作とは逆にして、とても丁寧に追っているのも、北国の内向的な世界観を際立たせていて、良かったです。音楽も良くて、エンドロールの終わりまでザワザワさせてくれる作品です。リピート必至・必見です。2014年公開。
このデジログへのコメント
原作読んだけど、あの世界観を映像化出来るのかな
流氷に流される御爺さんはイメージ出来ても…
> かっちんさん
映画として観た方がいいかもしれませんね。熊切監督の世界間で映像化してますから。「夏の終り」とかお好きだったら好きだと思います。
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