- 名前
- ユリ
- 性別
- ♀
- 年齢
- 42歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 見た目細身の天然ってよくいわれます。でもけっこうしっかりしてます。自分的に。映画と読...
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「春を背負って」レビュー☆
2014年06月04日 00:48
松山ケンイチ主演他。立山連峰で父とともに幼少期を過ごした亨(松山ケンイチ)は、厳格な父に反発し、金融の世界で金が金を生み出すトレーダーとして過ごしていた。しかし父が他界し、通夜のために帰省して久々に故郷の山に触れた亨は、父の山小屋を継ぐことを決意する。当初は山での生活に苦労する亨だったが、亡き父の友人でゴロさんと呼ばれる不思議な男・多田悟郎(豊川悦司)や、山中で遭難したところを父に救われたという天真爛漫な女性・愛(蒼井優)に囲まれ、新しい人生に向き合っていく。標高3000mの立山連峰・大汝山に立つ菫小屋を舞台に、“父と子”、そして“様々な想いを背負う人々の心の交流”を描いた家族の物語。
7/10点!!なんか、予想に反してロマンティックなお話でした。勿論、山には、ロマンがあるのですが、前作では、山の厳しさを全面に出していて、今回は、山のロマンや、そこで育まれる愛を描いているのが、なんか意外なくらい、シンプルで甘くて。映像は、やはり、凄くて、それは、前作のイメージや、前評判なんかも、一気に打ち砕く程のもので、日本ってこんなに美しいんだと感動しましたし、木村監督の目には、こんなに美しい世界が見えていて、それを、人に伝えられる凄さというのを、見せつけられました(*^¬^*) 親や、その前の世代が、代々築いてきたものを、若い世代が、がむしゃらに必死に、引き継ぐ、象徴的なシーンがあって、松山くんたちの、荒削りな生命力のある演技が、良かったです。そして、小林さんや、豊川さんなど、大人たちを通して語られる人生哲学が、心にグングン染み渡っていきました。ただ、松山くんが、会社を辞めてまで、山小屋を継ぐ理由や、愛との関係が、明確でなく、そんなトントン拍子にいくのか?と疑問な点が幾つかあったので、feel!ではなく、きちんと理由付けが欲しかったです。私が迷った時に読みたい本、「チーズはどこへ消えた?」(スペンサー・ジョンソン作)くらい、相変わらず、心が洗われ過ぎる、今の私に必要な作品でした。2014年公開。
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