機械、壊されました

今日は午後から病院に、子宮健診・乳がん健診で出かけたのですが

夕方までかかってしまい、会社に戻ったのは6時すぎでした



（今日も残業しないとな）
なんて思いながら会社に戻ると、なんだか人が集まって
こぞって電話をかけてました



私「どうかしたんですか？」
と聞くと


「新人が、トータルステーション落としちゃったんだよ
どこかの会社で貸してくれないか電話してんの」




ええ～～～～～～～

車1台、余裕で買えちゃうあの機械を




Aちゃん「触ってたら、机から落ちちゃいました」


なんでこの子は事の重大さがわかってないんだ？



部長「悪いけど、こっちの名簿の協力会社に電話して聞いてくれるか？
機械がないと観測手簿が出せないからよ」


私「わかりました」
すぐさま電話をかけましたとも



でも、時期が時期だけに
どこの会社も余ってるわけないんですよね



かけてもかけても、「余ってないんだよ」のお返事ばかり



およそ2時間くらい、手分けして電話したでしょうか
でも、どこも余ってないし貸してくれない



私「私、他の会社さん回って聞いてきます」

部長「おう、頼むね。あ、そいつ連れてけ。
いても何もできないから、せめて挨拶くらいできんだろ」



私「・・・わかりました」
正直、一緒には回りたくありませんでしたが
部長命令じゃ、しょうがない


すぐさま営業車で2人、出かけました




Aちゃん「どこ行くんですか～？」


私「私の思い当たる会社を回るの貸してくれる会社さんがあるかもしれないから」


Aちゃん「へぇ～・・・」




あまり壊したことを気にしてないのでしょうか？
ですが、怒ったらいけない
そう言い聞かせてひたすら思い当たる会社を次々に訪問です



1件目・・・「あまってないんだよ、ごめんね」

2件目・・・「こめんね、うちは1台しか持ってないから」

3件目・・・「余ってなくはないけど、貸すのはさすがにね・・・」




どこも余ってないし、貸してくれないな

いや、あまり行きたくなかったけど
1件思い当たる会社が



行こうか、行くまいか・・・


迷ってる暇はありません
急いで次の会社へgo



来たくなかった理由は、
ここの社長さんがものすごいスケベだから


でも、機械はたくさん持ってるはずなので
我慢すれば貸してもらえるかも



Aちゃん「着いたのに、行かないんですか？」

私「ちょっと待って、準備するから」




私もしたくありませんが
スカートを短めに折り、事務服を脱いでブラウスのみに
ボタンも多少外して、メイクを軽く直しました




私「こんばんは～」

あいさつもそこそこに、社長さんにお話

私「～というわけで、トータルステーションをお貸しいただけないでしょうか？」



必死にお願いする横で、ﾎﾞｹｰっとしてるAちゃん


社長さん「ん～、どうしようかな～」
といいながら、私の太ももをなでたり
胸に手を当ててきたり、やりたい放題です



我慢だ私嫌なのは少しの時間だけだ私

自分を励ましながら、ｾｸﾊﾗに耐え

社長さん「よし、貸してあげるよ。でも、お願いがあるんだけど。
ｲﾁｺﾞちゃんお食事に行くのが条件、どう？」


私「もちろん行きますだから、貸していただけますか？」

社長さん「よし、貸すよ。」




執念の勝利です
念願のトータルステーションを貸していただきました



機械を丁寧に車に積み、すぐさま会社へ電話し
私「借りられましたよ～今から帰ります」



会社のみんなも一安心だったようです
私も一安心



ですが、黙ってないのがAちゃん


Aちゃん「先輩、さっきあのおじさんに身体触らせてましたよね。
ああいうのって、良くないんじゃないですか？
女を売るのって、株がさがると思いますよ。
私は絶対しないですね」





ぷっちーーーーーーーーーーーーーん




私「ちょっと自分がどれだけのことしたかわかってるの
あの機械がないと、お仕事がなにもできないんだよ
だから測量班の人が必死になってこの機械を貸してほしいって電話したの
あなたの不注意で壊したんだよ？
私だって機械を借りるのに、なりふりかまってられないんだよ
それをあんたは何なのさ」



ここまで怒鳴りましたが、Aちゃんは突然泣き出したあと
何も言わなくなりました




私と1歳しか違わないのに
なんでこんなに緊張感がないんだろう




とにかく疲れました