フランスの育児、介護とは？日本よ、愛ために戦おう！（４）

介護について

西郷：日本では、自分の親だけではなく、夫の親を介護するのも妻の役目と考えられています。フランスも同じですか？

ドラさん：それは驚きです！女性が全部やったら、親子が変な関係になってしまいませんか？　フランスでは信じられないですね。公的なサポートが多いから、家族は、そんなに具体的なことはしていませんね。

フランスでは、一人暮らしの高齢者も多いですし、介護のプロがお世話をするので、日本とは大きな違いですね。私の99歳のおばあさんは去年亡くなってしまいましたが、目も悪かったですし、歩くのも不自由でしたが、最後まで一人暮らしでしたよ。
お世話をする人は役割ごとに別にいて、朝は鍵を持って、朝食を担当の人が来て、その後はトイレの介助、その後にお昼ご飯の人が来て、週3回は午後に看護師が来てくれていました。トイレのお世話は普通の人はできないでしょう。孫は私を入れて4人いましたが、1時間あれば会いに行き、「おばあちゃん、元気？」と彼女と会話を楽しんでいました。息子である私の父もよく訪問していましたが、それは介護のためでなく気持ちのためだけです。

「”フランスでは、一人暮らしの高齢者も多いですし、介護のプロがお世話をするので、日本とは大きな違いですね。私の99歳のおばあさんは去年亡くなってしまいましたが、目も悪かったですし、歩くのも不自由でしたが、最後まで一人暮らしでしたよ”とのこと、日本とはだいぶ違うようですね。少なくなってきたかもしれませんが、日本のように妻が自分の親だけではなく、夫の親を介護するするというのは過酷ですね」